PR
写真1●Isilon IQ X-Series
写真1●Isilon IQ X-Series
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●ITpro EXPO 2008展示会のアイシロン・システムズのブース
写真2●ITpro EXPO 2008展示会のアイシロン・システムズのブース
[画像のクリックで拡大表示]

 エンタープライズ部門でAWARDを受賞したアイシロン・システムズの「Isilon IQ X-Series クラスタストレージシステム」は,クラスタ・ストレージの新機種である。主な用途は,動画など大容量データの格納や,不特定多数からアクセスがあり高いスループットを求められるファイルの格納である。

 アイシロン・システムズは,クラスタ・ストレージの草分け。2003年に米本社が最初の製品を出荷。国内では2005年に製品が出荷され,東京放送(TBS)やセガ,ソニー・ミュージックネットワークなどが導入している。ワールドワイドでは約600社の導入実績がある。

 クラスタ・ストレージとはNAS(Network Attached Storage)の一種で,クラスタリング接続によって,複数のノードを一つのファイル・システムとして使用できる。Isilonの場合,12本のディスクを内蔵する2Uのノードを,96台までクラスタリングできる。それにより,最大で1.6ペタ・バイトの単一のディスク・ボリュームを構成できるのである。

 Isilonの要は「OneFS」と呼ぶ独自の分散ファイル・システム。OneFSは一つのファイルを複数に分割し,各ノードにデータを均等配置する。その際,パリティを付けたり,ミラーリングしたりすることで,信頼性を高める機能を持つ。信頼性は,フォルダあるいはファイル単位で,シングル・パリティ(RAID5相当)から8倍のミラーリングまでレベルを細かく定義できる。ノード1台が丸ごとダウンしても,ファイルの読み書きは問題なくできるわけだ。また,複数のノードに並行してデータの読み書きを行うことで,性能を向上させることが可能だ。

 性能と容量のバランスを考慮しながら拡張していけるのもメリットだ。ノードには「(CPUやI/Oなど性能向上にかかわる機能に限定した)accelerator」「(ディスクのみを搭載した)EX」「(両方をバランスした)IQ」の3種類がある。性能を追求したければacceleratorを,容量を最大化したければEXを追加するといった選択が可能なのだ。

 ノードの追加は容易だ。オンライン中でも,新規のノードをラックにセットし,管理画面から設定を変更すれば,ダウンタイム無しで容量の追加とデータの再配置が行われる。

 2008年1月29日に出荷した新製品「X-Series」では,米IntelのデュアルコアのXeon 5100シリーズを採用することで,既存製品と比べてスループットを最大60%改善し,電力効率を20%向上させた。価格は1749万円から(参考価格,Isilon IQ 1920x,3ノード,税別)。