PR
写真1●チェプロの「Play@」(プレイア)
写真1●チェプロの「Play@」(プレイア)
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●帳票デザイン画面。プロパティで細かい設定が可能だ
写真2●帳票デザイン画面。プロパティで細かい設定が可能だ
[画像のクリックで拡大表示]

 企業では昨今,内部統制などの理由により,文書や帳票の修正/改正が頻繁に行われている。それにあわせて帳票システムも変更しなければならない。しかし,企業向けの帳票システムは導入コストが安くないうえに,変更を依頼するとさらに開発コストが発生したりする。「もっと低コストで,柔軟に変更できる帳票作成ツールがほしいというニーズは高い」(チェプロ代表取締役の福田 玲二氏)。

 デベロップ部門でAWARDを受賞した「Play@」(プレイア)は,そうした帳票作成ツールの一種である(写真1)。しかし,その用途は帳票作成にとどまらない。リレーショナル・データベース(RDB)に直接アクセスしてデータを閲覧/編集するといった,業務システムのフロントエンドとしての使い道も可能だ。ちょっとしたクライアント・アプリケーション開発ツールとしての側面も備えた製品である。

 帳票デザインでは,マウス操作でビジュアルに作成できるのはもちろんのこと,利用するデータベースやテーブルを選択し,データ間の関係を定義するといったこともマウス操作で行える。操作の手順や見た目は,データベース管理ソフトMicrosoft Accessの定義画面に似ているので,エンドユーザーでも作成は可能だろう。

 帳票に表示する文字の間隔や行間といった細かい設定は,プロパティに値を入力することで,例えば,文字間隔であれば0.01ミリ単位で設定できる。こうしたプロパティが518種類用意されている。デザイン画面でざっとレイアウトを作成し,プロパティで細かい調整をするといった使い方が可能だ。

 さらに,帳票では“同じ項目が続く場合はセルを連結して表示したい”といったように,条件によって表示を変えたいケースもよくある。Play@ではそうしたケースに対応するために,簡単なスクリプト機能を備えている。条件式を設定して,それぞれの表示項目を決める,四則演算を行う,といった実行コマンドを選択すれば良い。

各オブジェクトが情報を保持する「オブジェクト型帳票」

 Play@は,帳票印刷時の品質にもこだわっている。電子帳票では,画面上ではきれいに見えていても,印刷すると文字やケイ線が微妙にずれていたり,重なっていたりすることがある。こうした結果にならないように,Play@では,オブジェクト(文字,数値,表,グラフなど)ごとに,文字間隔や位置情報などを持たせることで,きれいに印刷できるように工夫している。

 同社はこうした仕組みを指して「オブジェクト型電子帳票」と呼んでいる。オブジェクト型のメリットは,印刷だけではない。例えば,作成した帳票は,Microsoft ExcelやWordのファイル形式で出力することも可能だ。その場合でも文字や数値などの各オブジェクトは生きており(画像ファイルになるのではなく),ExcelやWord側で編集/修正できる。

 ただ,こうした情報をたくさん埋め込めば埋め込むほどに,ファイルの容量が大きくなってしまう。ファイル・サイズは,ネットワーク上の伝送速度やクライアントでの表示速度に影響を与えるので,なるべく小さくしたい。Play@では,独自の圧縮技術を使うことで,「例えばPDFなどと比べると約6分の1ぐらいの大きさにできる」(福田氏)と言う。

 作成した帳票に対して,細かくアクセス権を設定できるのも特徴だ。情報セキュリティ意識が高い企業では,文書や帳票ごとに閲覧や印刷の可否を設定して,情報漏えいなどを防ぎたい。Play@では,データベース・アクセス,帳票作成,閲覧,印刷,CSV出力などの各操作に対して,ユーザーやグループ単位で実行可否を設定できる。また,誰がいつ,どの帳票にどんな操作を行ったかといった操作ログも記録可能だ。

 作成した帳票をクライアントで閲覧するには,専用のビューワ(無償)が必要。ただし,Webブラウザで閲覧することも可能で,その場合はビューワは不要だ。いずれの場合も,Play@の基本価格は,3人分の開発者ライセンスを含んで39万8000円(税別)。ビューワは無償で何台にでも配布できる。

 前述の通り,Play@は,Oracle,Microsoft SQL Serverのほか,ODBC(Open Database Connectivity)対応データベースにアクセスできる。このため,システム構成としては,既存の業務システムにPlay@を導入し,データベースに直接アクセスして帳票を作成するというのが最も簡単なパターンだ。また,Visual BasicやC++,Delphiなどの開発言語からPlay@の機能を利用できるAPIも用意している。既存システムに組み込む形でPlay@を利用することも可能だ。

 2006年の発売以降,現在までに約150社での導入実績があるという。「データ分析など,簡易的なBI(Business Intelligence)ツールとして使われる場合も多い」(福田氏)。コスト的にも手の届く範囲であり,操作や設定も難しくないので,中小企業でも十分導入可能だ。安く,手早く帳票アプリケーションを作りたいというユーザーに適した製品と言えるだろう。