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 「ご趣味は何ですか?」――。これは,著者がよく口にする質問である。お見合いの席で必ず使われそうであるが,著者がお見合いを繰り返しているわけではない。取材の最後に必ずといってよいほど聞いている質問である。趣味を教えてもらうことで,取材させていただいた方をより身近に感じられる気がするためだ。

 筆者が日経ソフトウエア編集に転属してきて1年強の時間が経った。その間,多くのプログラマに,取材のお時間をいただいた。そうした際に発した上記の質問に対する回答は正に千差万別。一例を挙げると「アウトドアに出かける」「ネットゲームに興じる」「日曜大工をする」などだ。中には,「趣味で詩を書いている」という,一見プログラマらしくない回答もあった。

 プログラマに質問を聞き始めた当初は,特定の傾向があるようには思えなかったが,1年間を通して質問を重ねるうちに,ある仮説を立てるに至った。それは,「プログラマはサイクリングを趣味にしているケースが多い」というものだ。きちんとした根拠は全くないのだが,著者が取材させていただいたプログラマに限れば,かなりの人々が「趣味はサイクリング」と答えたのである。

 「サイクリングとプログラミング」――。一見,前者は体力勝負,後者は思考中心に思え,共通点はないように感じる。プログラマは,一体何に魅力を感じて,サイクリングを趣味にするのだろうか。

 ちょっと疑問に思った筆者は,サイクリングが趣味というプログラマ数人に,その魅力について聞いてみた。断っておくが,筆者はサイクリングについて,まるで詳しくない。自転車のパーツを細かく交換できることすら知らなかったほどだ。

 あるプログラマは,「パーツを選んで自転車を組み立てるのがたまらなく面白い」という。車の改造や自作パソコンにも凝りそうになったけれど,最後に落ち着いたのが自転車だったそうだ。彼いわく,「自作パソコンよりも規模が大きく,車より手軽な点が良い」。

 別のプログラマは,「自転車を組み立ててサイクリングに出かける過程は,プログラミングに似ている」とまでいう。「各パーツ(関数)を組み合わせて,一つの大きな自転車(アプリケーション)を作り出す。そして,作った自転車(アプリケーション)で川辺のサイクリング(実行)なんて最高でしょう」。なるほど,サイクリングとプログラミングには,考え方次第では共通点があったのだ。

 プログラマをもっと身近に感じるために,より多くの人々に質問できたらと思う。おかげさまで,2008年7月号(5月24日発売予定)をもって,日経ソフトウエアは10周年を迎える。そこで10周年特別企画の一環として,「プログラマ/プログラミングに関するアンケート」を実施することにした。

 「使っている言語」「好きな言語」「プログラミングの息抜きにすること」などを教えていただき,今まで以上にプログラマの皆様を身近に感じられたら幸いです。アンケート結果は,日経ソフトウエア7月号およびITproにて掲載する予定です。