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 今回も多数の来場者でにぎわった「仮想化フォーラム」――。有力ユーザー企業による事例講演やITベンダーによる最新ソリューションの紹介を通して,高度化・多様化が進む仮想化の“今”が浮き彫りになった。

ユーザー事例

コスト削減はサーバーが20%,ストレージは41%,
デンソーが仮想化の効果を報告

デンソー IT企画部 主幹 小林公英氏,
デンソー IT企画部 標準化推進室 吉井宏明氏

 2005年から取り組んできたサーバーとストレージの仮想化プロジェクトで,コスト削減の効果は大きく,サーバーが20%,ストレージは41%に上った。は,仮想化の導入効果をこう報告した。

サーバー仮想化は全体最適への重要ポイント
カシオ情報サービス 国吉典仁常務取締役
 競争優位なビジネスにITが貢献するには,全体最適の取り組みが不可欠。その際に重要なポイントとなったのは,サーバーの統合化,仮想化だった。

アプリケーションの仮想化で安定したシステムを使い続ける
静岡県富士市役所 情報政策課 主査 深澤安伸氏
 一つの住まいに長く済むと建物が傷み,持ち物も増えるため,引っ越しが大変になる。システムも,長く使うとシステムが不安定になり,新システムへの移行が大変だ。アプリケーションを仮想化すれば,いつまでもきれいなままのシステムを利用できる。

ソリューション

コスト削減だけでなく,
運用自動化による「ビジネス価値」の向上も仮想化の利点

ヴイエムエア システムエンジニアリング部長 野崎恵太氏
 サーバー仮想化の価値は,単に複数台のサーバー機を1台に統合することによって生じるコスト削減効果だけではない。運用の自動化などにより,ビジネスを柔軟なものに変える力を持っている。

サーバー仮想化をためらう4つの不安
日立製作所 エンタープライズサーバ事業部開発本部第三部部長 庄山貴彦氏
 仮想化技術には情報システムを一変させるだけの力がある。しかし,まだ仮想化技術に対して不安を感じるユーザーは少なくない。信頼性や性能の劣化など,最も不安に思われている4点について,回答する。

仮想サーバーの「負荷」に関する3つのポイントを押さえろ
日本仮想化技術 代表取締役社長兼CEO 宮原徹氏
 仮想化のメリットは運用管理が容易になること。コストが下がるのは結果に過ぎない。それを実現するには,仮想サーバーの「負荷」に着目した設計・運用がポイントになる。

管理を楽にすることが仮想化の次のステップ
日本IBM Systems & Technology Evangellist 濱田正彦氏
 ユーザーは,仮想化による資源の有効活用などのメリットを享受できても,そのために管理の負担が増大するのは避けたいと考えている。管理を楽にすることが,仮想化の次のステップだ。

仮想化で既存ストレージ資産を有効活用,省電力化にも寄与
日立製作所 RAIDシステム事業部
事業企画本部 製品企画部 主任技師 田渕英夫氏

 様々なベンダーのデバイスを含めて,ストレージをまとめて仮想化できる。これにより,既存ストレージ資産の有効活用が可能になる。

仮想化をうまく使えば,IT基盤の省電力は加速する
NEC ITプラットフォーム販売推進本部
商品マーケティンググループ グループマネージャー 泓宏優氏

 省電力製品を購入するだけではグリーンITは完成しない。仮想化を導入し,適切な運用管理をすることによってはじめて,大きな省電力効果が得られる。

NTアプリの延命にも仮想化は有効
日立情報システムズ ソフトウェアサービス技術開発センタ 技師 大島義明氏
 ある自治体が出したシステム要件は「運用コストの削減」と「災害時などの復旧時間の短縮」。これに従い,新たにブレードサーバー7台とVMwareで構成する仮想化環境を構築し,サーバー5台とクライアント51台の機能を統合した。

共通基盤にはアプリケーションの仮想化が有効
日本BEAシステムズ シニア・プリセールスエンジニア 北村浩一氏
 システムの共通基盤を構築するには,アプリケーションの仮想化技術が有効だ。従来の,業務や部署単位でシステムを構築・運用する縦割り構造では個別最適にしかならない。システム連携が難しくなる上に,運用・保守に負荷がかかる。