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 スカイパーフェクト・コミュニケーションズが計画している東経124・128度CS放送「スカイパーフェクTV!」におけるHDTV(ハイビジョン)放送の全体像が,ようやく見えてきた。2008年10月1日に開始する予定の第1期の12チャンネルに加えて,2009年秋に開始する予定の第2期で放送する40チャンネルも,このほど内定した。

 これまでに内定したHDTVチャンネルを見ると,第1期ではスカイパーフェクトグループのペイ・パー・ビュー・ジャパン(PPVジャパン)が,3チャンネルのPPV(ペイ・パー・ビュー)サービスを提供するほか,ベーシック系の5チャンネルとプレミアム系の4チャンネルが放送される予定である。このうちベーシック系の5チャンネルは,「TBSチャンネル」と「テレ朝チャンネル」,「日本映画専門チャンネル」,「ムービープラスHD」,「FOXライフHD」である。プレミアム系では,「スター・チャンネルHV」と「J sports Plus」,「衛星劇場」,「フジテレビCS HD」の4チャンネルが名を連ねている。

 スカイパーフェクトはこれらのチャンネルでスタートする第1期のHDTV放送を,暫定的なサービスと位置付けており,第2期が本格的なサービスになるという。その第2期において既に内定した40チャンネルのうち35チャンネルはベーシック系であり,残りの5チャンネルがプレミアム系とPPVチャンネルになる。ベーシック系の35チャンネルは,映画やドラマ,スポーツ,アニメ,音楽など幅広いジャンルから選ばれた。

 スカイパーフェクトは視聴者への調査の結果などを参考にして,第2期のチャンネルを選定した。そのため,現在のSDTV(標準画質テレビ)放送のベーシックパックに含まれる人気チャンネルが,ほとんど顔をそろえているといってよい。一方で,参入を希望しながら“落選”したチャンネルは多い。こうしたチャンネルを救済するためにスカイパーフェクトは,第2期の参入枠を広げる方針である。

 今後スカイパーフェクトに求められるのは,第1期のサービス開始に向けて,HDTV放送の加入者を増やすための効果的な営業戦略である。そのためには,HDTVとSDTVの共用チューナーを安く提供するだけでなく,既存の番組パックとセットで提供するHDTVチャンネルの視聴料を思い切って安く設定するといった工夫が必要になりそうだ。

 例えば,キャンペーン期間中に共用チューナーを購入した加入者(既存の加入者を含む)に対して,半年から1年ほどHDTVチャンネルを無料で視聴できるようにすれば,加入者獲得の大きな武器になるだろう。現在のSDTVサービスの加入者が共用チューナーに買い替えるインセンティブにもなりそうだ。