国内のリソース、ノウハウしか持たない「日の丸ベンダー」で満足していた企業が、海外ベンダーの活用に目覚め始めた。日の丸ベンダーには対応できないニーズが日増しに大きくなっているからだ。“IT鎖国”の環境に置かれた日本企業が走り始めたのである。業務の幅が要件定義から保守・運用まで拡大し、調達先もインド・中国から南アフリカやシンガポールなどに広がった。鎖国を続けるIT部門に明日はない。(大和田 尚孝、今井 俊之=日経コンピュータ)
IT鎖国を破る理由(1) 海外にもガバナンスを効かせたい
IT鎖国を破る理由(2) ダイナミックに人材調達したい
IT鎖国を破る理由(3) 海外の業務ノウハウが欲しい
ソーシングの選択肢(1) オムロンは欧州での運用を南アから監視
ソーシングの選択肢(2) 新生銀行はシンガポールで運用、マニラで開発
大航海時代への備え(1) 人材・情報・ノウハウを守る
大航海時代への備え(2) 要件のあいまいさをなくす
大航海時代への備え(3) 任せる仕事を見極める
<過去に掲載したグローバル・ソーシング関連特集>
●グローバル・ソーシングに挑むユーザー企業17社の決断(全18回)●オフショア最前線(全9回)
●ベトナムの底力(全13回)
●押し寄せるインドのITパワー(全10回)
●これがITのチャイナ・リスクだ(全7回)
●グローバル・ソーシングを語る(全4回)