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サーバーにアップロード

 作成したHello Worldプログラムをアップロードして,Googleのインフラで稼働させてみましょう。実際にアプリケーションを稼働させながら開発すると,きっとモチベーションもアップするでしょう。

 まず,こちらからサインインします。

プレビュー版では,Google App Engineのアカウントを申請しても順番待ちになりました。その後「Invitation to try Google App Engine」という件名でメールが届き,サインイン可能になりました。筆者の場合は,申請してから連絡が来るまで約1カ月ほど待たされました。

 「Create an Application」ボタンをクリックし,アプリケーションを登録します。

図4●「Create an Application」ボタンでアプリケーションを登録
図4●「Create an Application」ボタンでアプリケーションを登録

 次にアプリケーションの名称を登録します。今回は「ITproSample」としました。

図5●アプリケーションの名称を登録
図5●アプリケーションの名称を登録
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 登録が無事成功すると,アプリケーションの一覧画面に表示されるようになります。

図6●アプリケーション一覧に登録したアプリケーションが表示される
図6●アプリケーション一覧に登録したアプリケーションが表示される
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 ここでシェルに戻り,まずapp.ymlの中にあるアプリケーション名を修正します。そして以下のコマンドを実行します。

図7●プログラムなどをアップロードする
図7●プログラムなどをアップロードする

 すると,先ほどのアプリケーション一覧で,「None Deployed」(デプロイ未了)だった表示が,バージョン番号に変わりました。

図8●アプリケーション一覧にバージョン番号が表示された
図8●アプリケーション一覧にバージョン番号が表示された
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 これで全世界に自作のアプリケーションが公開されたわけです。

図9●Google App Engineで自作のHello Worldプログラムを実行したところ
図9●Google App Engineで自作のHello Worldプログラムを実行したところ
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Google App Engine用のフレームワークもある

 Google App Engineには,シンプルなWebアプリケーション・フレームワーク「webapp」があります。このwebappは,以下の三つから構成されています。

  • リクエスト/レスポンスを処理するRequestHandler
  • URLに基づいて呼び出されるWCGIApplicationインスタンス
  • WCGIApplicationで実行されるメイン処理

 このフレームワークは,最初からGoogle App EngineおよびSDKにインストールされているので,使い方を覚えるだけで活用できます。

 さらに,SDKのディレクトリを見るとわかるように,Google App Engineは,Djangoフレームワークと呼ばれるPythonのフルスタック・フレームワークが含まれています。データベースはRDBMSではありませんが,Djangoのテンプレート・エンジンなど実績のある機能を生かして開発することも可能です。

 次回は,webappフレームワークを活用して,よりWebアプリケーションらしいコードを書いてみましょう。