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二十五、「同報メール」 “仕事なすり”のツールなの?

 部長が課長に訊ねました。「あれ、やってくれた?」。
 課長は元気よく答えました。「課員全員に、しっかり徹底するよう伝えました!」。

 前回の部長会で決定したことについての指示事項でした。確かに、私は課長からしっかり連絡を受けました。ただし電子メールでしたが。メールの内容には解りにくい点がありましたが、いつものことなので左から右に受け流してしまいました。

 でも、ちょっと考えれば、部長からのメールを部下に同報メールで転送するだけで、課長の仕事が終わるはずはないですよね。

 日常の業務指示についても、同報メールで従業員に知らせてお仕舞い、とすることが当社には多すぎると思います。「簡単だから」というのがその理由のようです。

 確かに、当社で電子メールは中間職の便利なツールになっています。システム部門に所属している私としては、同報メール機能が中間管理職に評価されている様子を見ると、複雑な気持ちになります。それなりのIT投資をしたわけですから、使って貰っていること自体、悪くない。とはいえ、重要な社長指示まで左から右に受け流す風潮は良くない、と思うこのごろです。