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黒木直樹/トレンドマイクロ 上級セキュリティエキスパート

 これまで3回にわたってコンピュータ・ウイルスの約20年を駆け足で振り返った。

 最初の「ウイルスバスター」を発売した1991年には73種であったパターン・ファイルのウイルスは,今や20万を超えている。当時,現在のコンピュータ環境を予想できた人は少なくないと思うが,現在のコンピュータ・ウイルスの脅威を予想できた人は,ほとんどいないであろう。我々の生活にコンピュータが無くてはならない時代になった今,それを悪用するコンピュータ・ウイルスによる脅威も増えている。

 「歴史は繰り返す」との言葉がある通り,コンピュータ・ウイルスの世界も,以前使われた手法が数年たって再び使われたりする。しかもさらに強力さを増して。昔のウイルスを知っておくことは,決して昔を懐かしむことではないのである。

 今回は資料編として,1984年から2008年までのウイルスの特徴の変遷(図1)と,主なウイルスの一覧(表1)をお届けする。

図1●年代別のウイルスの特徴とその変遷[画像のクリックで拡大表示]
図1●年代別のウイルスの特徴とその変遷

表1●ウイルス年表[画像のクリックで拡大表示]
表1●ウイルス年表

黒木 直樹 (くろき なおき)
トレンドマイクロ 上級セキュリティエキスパート。プロダクトマーケティングを経て,2000年に製品開発部の部長代行に就任。2002年にコンサルティングSEグループ兼インテグレーショングループ部長に就任し,営業支援のエンジニア,コンサルタントを率いてプロジェクトを推進する。2008年よりアライアンスマーケティンググループのディレクターとして,他社とのテクノロジー連携によるビジネス拡大の陣頭指揮を執るかたわら,セミナーでの講演などを通じて幅広いユーザー層へのセキュリティ啓発活動を行っている。