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 ダビング10が始まった週末,それも後押しになって,ハイビジョン・レコーダーを購入しました。北京オリンピック前のボーナス商戦ということもあってか,250GバイトのHDDを搭載したDVDレコーダーがポイント還元分を除いた実質で4万円前後。安くなったなと驚くとともに,技術の進歩は,こうしたところでユーザーに還元されているのだと感じました。

 筆者宅には28型の液晶テレビがあります。今となってはもう小さいサイズになってしまうのかもしれませんが,購入した4年ちょっと前にはこれでも30万円ほどしました。1インチ1万円にほぼ到達したので,思い切って購入したのでした。予想通りとはいえ,その後,液晶テレビの価格はどんどん下がりました。週末の新聞折り込みチラシなどを見ていると,量販店の目玉商品だと32型などで10万円を切るような価格が踊っていることもしばしばです。

 この4年間,ハイビジョンを見続けることができた先行投資と,狭い家の中でブラウン管テレビからの省スペース化効果ということで,個人的には納得しているつもりです。しかし,なんと大画面化の技術進歩とコスト削減のペースの速いこと。もう,今後の値下がりは大きく期待できないでしょうが,日常生活に欠かせない(人も多い)テレビとして,相応の価格に落ち着きつつあるという印象です。

 話を元に戻し,レコーダーです。こちらも技術の進歩に目を見張りました。前回,DVDレコーダーを購入したのも4年近く前のこと。がんばって使い続けてきた250GバイトのHDDを搭載した地上アナログ機です。スタンダードなSD画質で100時間ちょっとの録画ができます。発売当初は10万円以上していたものを,安くなった頃合いに8万円台で入手した記憶があります。

性能は向上し,値段は半分に下がる

 今回購入した機種は,同じ250Gバイトですが,こちらはハイビジョンのHD画質で100時間弱の記録ができます。これはメーカー独自の方式で,そのうち最も長時間記録が可能なHEというモードを使った場合のことです。互換性や将来性が万全とは言えないモードですが,ハイビジョンが100時間近くも記録できるレコーダーが4万円ちょっとの実質負担で購入できるようになっていたのでした。

 このモード,放送で送られてくるMPEG2-TSを直接記録するのではなく,MPEG-4 H.264/AVC方式でデータを圧縮して記録するもの。我がレコーダーでは放送のデータをおよそ4分の1まで圧縮するモードで,最長記録時間を稼げます。しかし,本音を言えばこのモードが使い物になるのかは購入するまで不安でした。地上アナログ放送をDVDレコーダーの低ビットレートのモードで録画すると使い物にならない画質になり,カタログの「最長録画時間」は為にする数字と考えていたからです。

 量販店の店員に尋ねても,ハイビジョンの長時間録画モードは「あまり画質がいいとは言えませんよ」といった答えが多く,まあ「録っては消しならやむを得ないか」と思っていました。ところが,これはうれしい誤算でした。自宅のテレビが28型と小さめなこともあってか,通常に録画して見る限りではハイビジョンの高解像度である効果の方が圧倒的で,細かいブロックノイズなどはほとんど気になりません。やはり速い動きや大勢が動いている場面などではブロックノイズの発生は多くなっていますが,致命的に映像が崩れたことはいまのところありません。DVDにも1時間40分ほどの記録ができるというのもうれしいところ。スポーツが中心といった使い方でなければ十分使えるという印象です。

 このモード自体は当該メーカーの昨年末モデルから搭載されているので,すでにお使いの方も多いでしょうから,いまさら多くを語るのは野暮というものでしょう。でも,きっと32型ぐらいのテレビで見ても問題はないでしょうし,37型や40型でも少し離れてみる分には大きな不満はないのではと感じます。筆者宅にある前機種からたった4年。HDD容量は変わらずとも,SD映像のMPEG-2記録から,MPEG-4でHD映像へと品質が向上し,同じぐらいの時間の番組を記録できる。そして値段は半分。技術の進歩ってありがたいなと素直に感謝してしまいました。

 ちなみに,購入時はダビング10に対応していなかったレコーダーですが,翌日には自動アップデートがかかって,録画した番組にダビング10のアイコンが付いていました。これも含めて,デジタル家電の進化に万歳!