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 「バブル世代の上司は遊んでばかりいる」「今どきの若者は、新聞も本も読まない」――。居酒屋で耳を澄ますと、上司や部下に対しての愚痴があちこちから聞こえてくる。かく言う私も愚痴をこぼしていた一人だが、「上司・部下に対する愚痴」に関連して、気になっていることが1つある。果たしてどれだけの人が、「今どきの○歳」を正しく認識しているかどうかだ。

 こう考えるようになったきっかけは、企画会議での雑談だ。ITに携わるビジネス・パーソン(ITパーソン)の5年後をテーマにした特集企画を議論していたところ、読者対象となる「今どきの○歳」の実像が話題になった。実のところは議論が脱線し、TBSが放映している40歳前後の女性像を描いたドラマ「Around40」(世間では“アラフォー”と略して呼んでいる)の話題になっただけなのだが――、議論を進めるために、まずはドラマを参考にしてIT業界の“アラフォー(40歳前後の人物像)”を想像してみることにした。

 企画会議に参加しているメンバーは、24歳から45歳までの記者・デスク。まずはそれぞれが想像したIT業界のアラフォー像を見てほしい。ある20代半ばの記者は、中堅SIerに勤めている45歳社員の平均像を以下のように想像した。


年収(残業代、諸手当含む)->650万~699万円
朝食->自宅でしっかり食べる
ブログ->興味はあるけど、開設していない
SNS(Mixiなど)->興味はあるけど、ID(アカウント)を持っていない
ゴルフ->月に1回以上はプレーする
目標にしている上司->いる
突然、上司に飲みに誘われたらどうするか->喜んで飲みに行く
予定がある休日に、仕事を頼まれたらどうするか->しぶしぶ引き受ける
IT業界は他業界に比べてどうか->良い業界だと思っている

 一方で、ある40代半ばのデスクは、中堅SIerに勤めている同世代(45歳)の平均像を次のように描いていた。


年収(残業代、諸手当含む)->850万~899万円
朝食->自宅で軽く食べる
ブログ->興味がない
SNS(Mixiなど)->興味がない
ゴルフ->3カ月に1~2回プレーする
目標にしている上司->いない
突然、上司に飲みに誘われたらどうするか->仕事と割り切って飲みに行く
予定がある休日に、仕事を頼まれたらどうするか->「先約がある」と言って断る
IT業界は他業界に比べてどうか->どの業界も変わらないと思っている

 同じように中堅SIerに勤める25歳のITパーソン像を記者やデスクに描いてもらったところ、やはり認識に大きな違いが表れた。例えば、20代半ばの記者は「(25歳のITパーソンは)新聞を定期購読している」と想像したが、40代半ばのデスクは「(同)新聞は読まない。ニュースはネットでチェックしている」と答えた。会社帰りに上司が飲みに誘ったケースの対応については、20代の記者は「(25歳のITパーソンは)仕事と割り切って飲みに行く」と想像したが、40代のデスクは「(同)適当な理由を付けて断る」と考えた。

 どちらが実態に近いかどうかは、読者の皆さんが良くご存知だろう。ここで私が注目したい点は、どちらが正しいかどうかではなく、世代間での認識のズレである。記者やデスクは日ごろから、取材で様々な世代、様々な職種の方に会っている。業界は違うにせよ、各世代の仕事や生活に対する価値観を「それなりに」理解しているはずなのだが、実際には異なる世代への認識が大きくズレていた。

 「部下のしかり方が分からない(40代管理職)」「もっと仕事を教わりたいが、相手にしてくれない(20代社員)」など、仕事に関連する悩みは至るところで耳にする。特に最近では、異なる世代に対する認識のギャップに起因する悩みが多いように感じる。これらの悩みを解決するには、対症療法的なコミュニケーション・テクニックではなく、まずはお互いの仕事や生活に対する価値観や考え方を知り、世代間のギャップを埋めることが先決だろう。

 とはいえ、各世代を想像するだけでは、世代間のギャップを埋めることはできない。そこで本誌(日経コンピュータ)では、ITとのかかわり合いのあるビジネスパーソンを対象に、仕事と生活の価値観について広く調査することにした。「今どきの○歳」の基礎データとなるのは、皆様一人ひとりの回答です。下記の調査名からリンク先へ移動して、ぜひアンケートにご協力ください。

 調査結果は個人を特定できない形で集計・分析し、本誌「日経コンピュータ」やITproで広く公開する予定です。締め切りは8月5日(火)です。ご協力いただいた方の中から、抽選で「全国共通図書カード(1000円分)」を進呈いたします。ご協力、よろしくお願いします。