PR

 組込み機器の開発では,さまざまなソフトウエアを組み合わせて利用することがあります。多数のソフトウエアを組み合わせる場合,それらが標準化されていることが重要となります。また,ソフトウエアは簡単にコピーすることができますが,必ず何らかの利用条件が設定されています。これは「ライセンス」と呼ばれており,ソフトウエアを利用する際にはこのライセンスを守って利用しなければなりません。

 今回は,組込み機器の直接的な開発技法ではなく,周辺知識として必要となる「標準化」と「ライセンス」に関する例題を取り上げます。

例題1 テーマ:標準化

【問題】
T-Kernel,μITRONでは,OSが提供する各システムコールは戻値によって正常終了したか,エラーが発生したかを判定できるようになっている(一部,呼び出し元のコンテキストに戻らないシステムコールはこの限りではない)。また,各システムコールにおいてエラーが発生した場合の戻値は,仕様書においてエラーコードとして標準化されている。

T-KernelやμITRONのエラーコードの特徴として正しいものを,以下の中からすべて選べ。

【選択肢】

  1. エラーコードを表す値は,全て負の値になる。
  2. 正常終了した場合,戻値は必ずE_OK(=0)となる。
  3. エラーコードを表すニーモニックは,全てE_XXXXX(XXXXXは2~5文字)という形式で定義されている。
  4. エラーコードの構造は実装依存であり,仕様としては定義されていない。

正解(マウスでドラッグして文字を反転させてください)= 1