ここからは,開発したアプリケーションをAmazon EC2上に展開するまでの手順を追っていこう。アカウントの取得からアプリケーションのインストールまではEC2の流儀に沿って作業を進める必要がある(図3)。

導入は大きく3ステップ。(1)アカウントの取得と管理ツール群の整備,(2)Linux仮想マシンの生成元となるAMI(仮想マシン・イメージ)の作成,(3)AMIのバックアップである。
このうち(3)のステップは,EC2の仕様に基づく制約を回避する作業である。このバックアップを忘れたまま作業を進めると,思いがけないデータ消失を招くので注意が必要だ。