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写真1●富士ソフトの東京第2データセンター。同社の秋葉原ビルの中にある
写真1●富士ソフトの東京第2データセンター。同社の秋葉原ビルの中にある
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 「データセンターを利用する企業のニーズが変わってきた。都心型よりもさらに中心部にある超都心型を求める動きが強くなっている」。こう語るのは,富士ソフトでデータセンター事業を手がける柳英雄氏(アウトソーシング事業本部 本部長)だ。この超都心型の流れを受け,同社は2007年2月に「東京第2データセンター」(写真1)の運営を開始した。

秋葉原ヨドバシのすぐ近く

 東京第2データセンターの特徴は,「立地」とブレード型のサーバー利用を意識した「設備」にある。

 一つ目の特徴である立地は,超都心型を標榜するデータセンターだけあって抜群だ。JR秋葉原駅中央改札口を出て,徒歩2分で到着する。場所はヨドバシカメラのすぐ近く。富士ソフト秋葉原ビルの中にある。

 富士ソフトの柳氏は,「JR山手線,総武線,地下鉄日比谷線など路線も豊富で,アクセスは抜群。災害時に交通機関が止まっても,都心から歩いてこられる距離」と胸を張る。

ブレード型サーバー向けの設備整う

 もう一つの特徴である設備は,ブレード型のサーバーを問題なく使えるようにしてあることだ。最近は限られたスペースを有効に使うために,タワー型のサーバーからラックマウント型のサーバー,さらには高密度のブレード型のサーバーを利用することが増えている。その一方でブレード型サーバーを利用する難しさも指摘され始めている。

 難しさの一つは,サーバーが高密度になるため,多くの電力が必要になること。もう一つはラック当たりの重さが増し,床が耐えられなくなることだ。これらの課題に対応するため,「ブレード型サーバーを利用する設備にとことんこだわった」と,富士ソフトの稲葉直高氏(アウトソーシング事業本部 データセンター統括部 部長)は語る。

 まず電源。同センターにおける電源は,1ラック当たり7キロボルトアンペア(kVA)の電力を供給できるようになっている。電源設備を販売するエーピーシー・ジャパンの佐志田伸夫氏(ソリューション事業部 プロダクトマネージメント シニアマネージャ)が「データセンターで供給される電力は多くが4kVA程度」と指摘するように,この供給電力は比較的大きい。

 データセンターを選定したことのあるITエンジニアならば,供給電力が大きい分,非常用発電機の運転時間が短いのではないかと不安になるかもしれない。しかし,緊急時の配慮も余念がない。「40時間の自家発電が可能になっている。そもそも異なる二つの変電所から受電しているので,停電しにくい作りになっている」(稲葉氏)。

 床がどれだけの重さに耐えられるかを示す耐荷重はどうか。1ラックにブレード型のサーバーを目いっぱい搭載した場合,その重さは500キログラムを超える。電力が足りても,サーバーを置けないと困るのでこの数値も重要になる。同データセンターでは,1平方メートル当たり1000キログラムに耐えられる作りになっている。

ワンモア・ポイント
 データセンターで作業する場合,作業内容を確認するスペースがなかったり,データセンター内が飲食禁止だったりと困ることが多い。富士ソフトの東京第2データセンターでは,こういった細かい部分にもこだわり,打ち合わせスペースと食事をするスペースを用意している点が興味深い。特に飲食用のスペースはJR各線や新幹線が一望でき,気分転換にはちょうどいい。

基本情報
●名称:東京第2データセンター
●場所:東京都千代田区神田
●最寄り駅:JR秋葉原駅(中央改札口を出て,徒歩2分)
●料金:1ラック当たり月額30万円~