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 プロジェクト・マネージャ(PM)には、システム障害に備えたリスク管理が必要です。特に稼働直前や稼働直後のシステム障害は、まだ運用担当者が対処に不慣れなため、PMが的確に対処をする必要があります。

 「システム障害」は、「ハード障害」や「ネットワーク障害」、「ソフトウエアの論理ミス」、「オペレーションのミス」など、様々な原因が考えられます。障害が発生することがあり得る。その前提に立ち、常に備えを手厚くしておきましょう。これは、災害時の考え方と一緒です。災害時は、すぐ動けるように水や食料、簡易トイレなどが入った「緊急パック」が便利です。システム障害時も同じように、すぐ行動できるような緊急パックを用意しましょう。中身は何を入れればいいか。一度じっくり考えてみてください。

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図●トラブルに備えた「緊急パック」を!
芦屋 広太(あしや こうた)
システムアナリスト/IT教育コンサルタント。SE、PM、システムアナリストとしてシステム開発・システム統合などを経験。この過程で調査・分析した内容を「ヒューマンスキル教育」としてモデル化。現場での教育、雑誌・書籍の発表、セミナー・研修に利用する。