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伊勢 幸一(いせ こういち)=ライブドア ネットワーク事業部 執行役員

外出するとき,会議や食事で離席するとき,パソコンの電源をそのままにしていないだろうか。Windowsの電源オプションの設定次第で,二酸化炭素(CO2)の排出量は大きく変わる。どういう設定にすれば,どの程度排出量を削減できるのか。現行機種で実験した。

 パソコン1台が消費する電力は微少であり,排出する二酸化炭素(CO2)も大したことはない─。そう思われるかもしれない。だが,調査によると,2007年度におけるパソコンの世界出荷台数は約2億6770万台(米IDC),日本国内だけでも1413万6000台(IDC Japan)もある。これだけの台数が集まると,消費する電力も排出するCO2もばかにならない。

 パソコンが消費する電力,排出するCO2はいったいどのくらいあるのだろう。そこで,現行機種を利用し,検証してみることにした。

 その結果,ハイエンドのデスクトップ機種の場合,電源を入れたまま放置すると0.08kWh(キロワット時:1キロワットの電力を1時間消費したときの電力量)の電力を消費することが分かった(図1)。24時間365日,この状態で放置すると,排出するCO2の量は389kg-CO2(CO2排出量の単位)に達する。100台集まれば,総合コンベンション施設「東京ビッグサイト」が1年間に排出するCO2に相当する量である。

図1●パソコン1台当たりの消費電力量と二酸化炭素(CO2)排出量
図1●パソコン1台当たりの消費電力量と二酸化炭素(CO2)排出量

 デスクトップPCでは,ミッドレンジ機,エントリ機とも消費電力は0.07kWhで,ハイエンド機よりわずかに少ない程度である。ノートPCは,ハイエンド機が0.05kWh,エントリ機が0.02kWhと,デスクトップ機よりだいぶ少なかった。これから検証を通して,どうすれば消費電力を削減していけるかを探っていく。