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Codec C90の動態展示。4社はそれぞれ,オーライソフトウェア(左上),情報工房(右上),三菱電機システムサービス(左下),メディアプラス(右下)
Codec C90の動態展示。4社はそれぞれ,オーライソフトウェア(左上),情報工房(右上),三菱電機システムサービス(左下),メディアプラス(右下)
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 ネットワーク部門でITpro EXPO AWARDを受賞した,オーライソフトウェア/情報工房/三菱電機システムサービス/メディアプラスが展示した「TANDBERG Codec C90」(以下,Codec C90)は,1080pの映像を扱えるテレビ会議システムである。開発会社は,ノルウェーと米国に本社を持つTANDBERG。国内では日本タンバーグの正規販売店6社が販売している。価格はオープン(実勢価格は500万円程度と見られる)。受注開始は2008年10月1日で,受注後約2カ月で出荷可能となる。

 テレビ会議システムではあるが,Codec C90自身は映像コーデック・エンジン機能を提供する2Uラックマウント型の装置であり,別途,カメラやディスプレイなどを接続して利用する。Codec C90本体には,このための接続インタフェース端子が多数備わっている。同社製カメラ「PrecisionHD 1080Pカメラ」とマイクをセットにしたインテグレータ・パッケージのほか,65インチ液晶モニターなどを含んだトータル・システム「TANDBERG T1」なども取り扱う。

 Codec C90の最大の特徴は,デジタル・ビデオ映像の選択肢として,一般的なテレビ会議用映像としては最も高品質となる“1080p”を利用できる点である。1対1の通信接続においては1080p(30fps)まで,多地点接続においては720p(30fps)までの解像度/描画レートを利用できる。従来,フル・ハイビジョン解像度(フルHD,1920×1080ドット)を扱う場合,1画面を2回で描画するインタレース方式の1080iになる製品がほとんどだった。Codec C90のように1画面を1回の描画で済ませるプログレッシブ方式の1080pを利用できる製品は,ほとんど無かった。

 利用できる映像プロトコルは,H.261/H.263/H.263+/H.264である。映像入力は13系統で,内訳は,HDMI×4,HD-SDI×4,DVI-I×2,YPbPr×2,Sビデオ/コンポジット入力(BNCコネクタ)×1。映像出力は5系統で,内訳は,HDMI×2,DVI-I×2,コンポジット出力(BNCコネクタ)×1。一方,利用できる音声プロトコルは,G711/G722/G722.1/64kビットまたは128kビットのMPEG4 AAC-LD/AAC-LD stereo。音声入力は16系統,音声出力は8系統である。

 ネットワーク帯域は,H.323またはSIP接続時に,1対1接続で最大6Mビット/秒,多地点接続で最大10Mビット/秒となる。搭載するネットワーク・ポートは,1000BASE-T×2(RJ-45)。運用管理機能として,SNMPエージェント,Telnet/SSHによるログイン,SOAPによる情報取得,などが可能である。なお,ファイアウォールを超えて通信するためのビデオ会議向けNATトラバーサル規格である,H.460.18/H.460.19標準に準拠する。

 本体形状は,高さ2Uのラックマウント型で,外形寸法は,幅44.1×奥行30×高さ9.3センチ・メートル。重さは,5.1キロ・グラム。