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 地震が起きた際に,データセンターが強固でサーバーが無傷だったとしても,電線が切れて変電所からの電力供給がストップすれば,いずれサーバーは止まってしまう。「システムを安定稼働させる」という観点から,データセンターを選ぶ上では「電力線の数」に注目したい。

 この電力線の数とは,データセンターと変電所が何系統の電線で結ばれているかを指す。当然,1本よりも2本,2本よりも3本と,多ければ多いほど電源供給が止まる可能性は低くなる。

 電力線が3本ある場合は信頼性が高いと言える。さらなる冗長化を図る構成を取るデータセンターもある。それは,複数の変電所から,それぞれ複数本の電力線を引く,というもの。電線が切れるリスクだけではなく,変電所そのものが機能しなくなった場合のリスクも見据えた措置である。

 変電所からデータセンターが受電する方式には,「スポットネットワーク受電方式」「ループ受電方式」などがある。ただし,データセンターを選ぶ際にこれらの専門用語やその意味まで理解する必要性は薄い。「何本の電力線でつながっているのか」「何カ所の変電所と接続しているのか」を質問すればいいだろう。