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 多言語SEM(検索エンジンマーケティング)の実務に関わっている観点から,

  • 海外進出戦略のフィージビリティ・スタディ(事前調査)として多言語SEMの活用
  • 多言語SEMを導入するうえでの留意点
  • 多言語SEMの具体的な事例
について,数回にわたって紹介します。

 企業のマーケターの方は当然ご存じかと思いますが,昨今の市場は,数限りあるパイの奪い合いとなっているのが現状です。

  • 日本国内マーケットの縮小
  • 人口の減少による消費の伸び悩み
  • 高齢化が進むことによる国内マーケットへ及ぼす影響
といった事情から,国内マーケットに光を見出すことは,もはや困難となっています。

 企業を存続させるために,これらのマイナス要因を払拭する戦略として,海外マーケットの活用が数年前から注目されています。

 海外へ進出し,海外から集客しよう,と提言することは簡単ですが,具体的にはどのような手法で海外マーケットから収益を獲得していくのでしょうか。海外進出の際には,わずかなリスクでも事業が暗礁に乗り上げてしまうようなケースがあるので,リスクヘッジとして綿密なフィージビリティスタディを実施する必要があります。

 実際に海外進出する戦略として次のようなものが考えられます。

  • 現地パートナーを探し合弁会社を立ち上げる
  • フランチャイズやライセンス契約を現地パートナーと交わす
  • 直接現地に子会社を設立する
上記以外にも,様々な方法がありますが,これらには多大な時間と労力を要します。もちろん失敗すると企業に大きな傷跡を残すでしょう。

 そこで,フィージビリティスタディとしてお勧めなのが,多言語SEM(検索エンジンマーケティング)の活用です。もちろんビジネス形態や業種・職種によっては,インターネット広告だけでは現地の需要を100%把握できるとは限りませんが,低コストですぐに始められる気軽さにメリットがあります。また,短期間に広範囲で多くの調査を実施できるという部分でも,他に勝るのではないでしょうか。

 未開拓の海外マーケットへ進出するためには,ターゲットやプロダクトなどのセグメントは非常に大切なファクターとなります。この調査に多言語SEMとしてのP4P(検索連動型広告)を活用すると,ターゲットユーザーやエリア,キャッチコピーなどを利用して現地の需要を見極めることができます。

 例えば,日本特有のアイテムを揃えるECサイトが海外(英語圏)へ進出しようと考えた場合,初めから実店舗を現地へ出店するわけにはいきません。そもそも,どこ(国・地域)がブルーオーシャン・マーケットなのか見当が付かない場合があります。現地の見本市や展示会への出展なども選択肢として考えられますが,労力がかかるわりには手ごたえが感じられないケースも少なくありません。

 P4Pを利用すると,英語圏の中でもどの国・地域に需要があるのか短期間に把握することが可能になります。また,その後の本格的なプロモーション,ブランディングにも活用できるという複合的なメリットを得ることもできます。

 こうしたことから,海外進出する際,フィージビリティスタディとして多言語SEMを活用することによって,他の方法よりも無駄な労力を削減でき,効率的なマーケティングデータを手軽に集約することができると考えています。

 次回は実際に多言語SEMを導入する際の留意点をいくつか紹介します

本コラムは,アウンコンサルティング海外(英語圏・中国語圏)マーケティング総合情報サイト【CBM-ch】に連載中の「旬感マーケティング~グローバルマーケティングブログ~」を再録したものです。同サイトでは,海外(英語圏・中国語圏)SEOや検索連動型広告など検索エンジンマーケティング(SEM)に関する詳しい情報を掲載しています。
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