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 情報システムの品質に関する書。品質を高めるうえで必要な技術を解説している。類書との違いは,システムの作り手であるITエンジニアの人的側面に注目したことだ。

 例えば,「わくわく」した思いで開発したシステムは,「やってられない」といった後ろ向きの気持ちで開発したシステムより総じて品質が高い,といったこと。こうした人的側面だけで品質が確保されるものではないが,品質保証の仕組みを考えていくうえで重要な視点であろう。

ソフトウェア品質保証システムの構築と実践

ソフトウェア品質保証システムの構築と実践
堀田 勝美/関 弘充/宮崎 幸生共著
ソフト・リサーチ・センター発行
2730円(税込)