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 IPv4枯渇時計は,ITproの「IPアドレス枯渇カウントダウン」特番サイトのタイトルの横にも表示されているWebページ向けのパーツです。これは,現時点でのIPv4アドレスの枯渇状況を表示するWebのプログラムで,インテック・ネットコアが開発しました。みなさんのブログにも表示できる“ブログ・パーツ”として無償提供されています。配布サイトはこちらです。

 それでは枯渇時計の上部から,見方を確認していきましょう。「IANA未割り振りブロック」の部分には,2008年11月28日現在で「14% 36/256ブロック」という数値が表示されています。IANA(Internet Assigned Numbers Authority)は,ICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)というIPアドレスの割り当てや管理をしている組織の一機能です。

 つまり未割り振りブロックの数値は,「IANA(ICANN)が割り振ることができるIPv4アドレスは全部で256のブロックに分かれていて,そのうち36ブロック(およそ14%)がまだ割り振られていない」ということを示しています。この部分は,IANAが公開している「IPv4 Global Unicast Address Assignments」というドキュメントに掲載されている未割り当てブロックの情報を使用しています。

 「ブロック」という言葉が出てきましたが,これはアドレスの固まりを示しています。IANA(ICANN)は,地域を統括する五つの地域インターネット・レジストリ(アジア太平洋地域を管轄するAPNICなど)に「/8」という単位でIPv4アドレスを割り振っています。/8は,32ビットで形成されるIPv4アドレスの上位8ビットを指定して割り振られるIPアドレスの固まりになります。つまり/8ではホスト部に24ビットが使えるので,1677万7216個のIPv4アドレスを利用できる計算になります。これが,1ブロックで割り当てられるIPv4アドレスの数です。これに36をかけた6億397万9776が,現在IANA(ICANN)が割り振れるIPv4アドレスの在庫というわけです。ちなみに/8の最後の5ブロックは,五つの地域インターネット・レジストリに各1個割り振ることで,この5者が合意しています。

 その下の「X-dayまで(予測)」という部分には,日数が表示されています。これはIANA(ICANN)が割り当てられる未割り当てのIPv4アドレスの在庫が枯渇するまでにあと何日かかるかの予想値です。この数値は,IPv4枯渇問題に詳しいAPNICのジェフ・ヒューストン氏が同氏の個人Webサイトで公開している「IPv4 Address Report」というリポートから持ってきています。この予測値はさまざまな要因で変わるため,X-dayまでの表示もそれに合わせて変わります。

 枯渇時計のいちばん下にある「Num of IPv4 Address」のところに,現在残っているIPv4アドレスの在庫が表示され,その数が減っていくのが見えます。これは枯渇予想時期と現在の在庫を計算してカウントダウン形式で表示しているのです。