1990年に発行された第1版をほぼ全面的に書き直しており,新たな「オブジェクト指向本」と思った方がいい。本書は原書の後半部に当たる(前半部は「原則・コンセプト」編)が,それでも750ページを超す大作だ。
この手の大作にしては珍しく実用的に使えることを意識しており,「クラスの見つけ方」「継承のケース・スタディ」「継承の上手な使い方」「デザイン・パターン」「オブジェクト指向という手法の教え方」などを取り上げている。
オブジェクト指向入門 第2版
Bertrand Meyer著
酒匂 寛訳
翔泳社発行
7140円(税込)