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 環境問題、エネルギー問題が叫ばれる昨今。パソコンの消費電力が気になる本誌読者は少なくないはずだ。実はエアコンや照明と比べたら微々たるものなのだが、そこは省エネの精神。どんなケースでどれくらい電力を食うのか実験を通じて解明し、さらに手軽な節電テクニックも紹介しよう。オフィスや家庭の電気代節約、携帯ノートのバッテリー節約、そして地球環境のために役立てていただきたい。

 石油の高騰によるエネルギー問題や、CO2排出による地球温暖化問題など、環境に関するニュースを耳にしない日はない。折しも7月7日に開催される北海道洞爺湖サミットでは、まさに「環境」がメインテーマの一つになっている。

 パソコンも電気を使って利用する製品である以上、省エネを無視することはできない。そこで本特集では、パソコンの電力を上手に節約するテクニックを紹介する。

 環境という大きなテーマだからといって、肩肘を張る必要はない。パソコンの節電は地球にやさしいだけでなく、あなたの家計にとってもやさしいのだ。さらに、ノートパソコンであればバッテリー駆動時間を延ばすことにもつながる。

トイレの電気を消すのが先

 ただ、いきなり拍子抜けで恐縮だが、よほどハイスペックの自作機でもない限り、パソコンはそれほど電気を食わない。図1は、さまざまなパソコンの消費電力をまとめた例だ。例えば低価格A4ノートの場合、電源が入っている状態で何も作業をしていない標準時の消費電力は、せいぜい20~30Wほど。実はトイレの白熱電球(40~60W)より低い。これならトイレの電気を忘れずに切る方がまし、という計算になる。

 低価格液晶分離型デスクトップは、本体の消費電力が40Wほど。これに19型の液晶ディスプレイを加えても80W前後にとどまる。22型の液晶一体型デスクトップでも、標準時でせいぜい100W程度だ。

 一般にデスクトップよりノートの方が合計の消費電力は低い。ノートは液晶ディスプレイが小さい上、CPU、ハードディスク、光学ドライブなどでも低消費電力のパーツを使っているからだ。ちなみに低価格の液晶一体型デスクトップはノート用のパーツを採用していることが多い。

図1●2008年夏モデルから富士通のノートとNECのデスクトップを例にカタログ上の消費電力を示した
図1【さまざまなパソコンの消費電力の一例】
2008年夏モデルから富士通のノートとNECのデスクトップを例にカタログ上の消費電力を示した
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