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マネジメントランキング

(2008年1月1日~12月14日)
1位【記者のつぶやき】だから技術者は報われない
2位【2008年版「いる資格、いらない資格」】第1回 【総論】PMPとITCが評価を落とす、「営業効果」と「一時金」でオラクルが首位
3位【2007年版「いる資格、いらない資格」】第1回:社員に取らせたいIT資格
4位【プロジェクト・マネージャの「やってはいけない」】[チーム編成編]できる人間を担当者にしてはいけない
5位【記者のつぶやき】なぜなら、給料が安いから
6位【温故知新】「答えのない世界」を生き抜く鉄則
7位【経営の情識】第58回:失敗を待つマスメディアの監視下、システム一本化を始める三菱東京UFJ銀行
8位【幸之助を支えたエンジニア、中尾哲二郎が遺したもの】第一回:スーパーアイロンで飛び立つ――出生から1927年まで
9位【2007年度ソリューションプロバイダ業績ランキング】進む収益力の二極化 淘汰の時代の始まりか
10位【ニュース】[スクープ]日本IBMが年内にも1000人規模の人員削減へ
11位【知っておきたいIT経営用語】ユーチューブ(YouTube)
12位【2008年版「いる資格、いらない資格」】第2回 営業効果で見る「役立つ資格」(公的/非ベンダー系資格)
13位【記者のつぶやき】学生とIT業界トップの公開対談で胸を衝かれたこと---IT産業を呪縛する“変われない日本”
14位【ニュース】〔続報〕全日空の搭乗システムが暫定復旧、日付処理の問題が濃厚
15位【経営の情識】第64回:単純だが悩ましい、情報システムの“うっかりミス”
16位【記者の眼】銀行で最近経験した,困った話,感心した話
17位【e都市ランキング 2008】発表! e都市ランキング 2008
18位【記者の眼】1カ月半で基本思想をたたき込む,これがトヨタの新人研修だ!
19位【内部統制の道標(みちしるべ)】「実施基準」を補完する2つの文書の実態
20位【2008年版「いる資格、いらない資格」】第4回 一時金から探る「取るべき資格」(公的/非ベンダー系)

 冬の時代---2008年は金融危機に端を発する景気低迷で幕を閉じる。当然,IT業界にも暗い影を投げかけている。この状況は2009年に入ってからも当分の間,改善される見込みはなさそうだ。

 その象徴とも言えるのが,マネジメント分野の2008年記事アクセスランキングでトップ10入りした「[スクープ]日本IBMが年内にも1000人規模の人員削減へ」。マネジメント分野のニュース記事の中では断トツのトップだった。

 結果的に,1万6000人いる同社社員の8%に当たる約1300人が応募した(「[スクープ第2弾]日本IBMの人員削減は1300人でいったん終結」)。業界をけん引する大手の人員削減は,冬の時代の象徴とも言える出来事だった。

 一方で,情報システムは大規模・複雑化し,社会インフラとしての役割を果たすようになるにつれて,プロジェクトマネジメントの難易度は高まるばかりだ。2008年を代表する大規模プロジェクトと言えば,総費用3300億円,開発工数14万人月に及んだ三菱東京UFJ銀行のシステム統合だろう。「経営の情識 第58回:失敗を待つマスメディアの監視下、システム一本化を始める三菱東京UFJ銀行」がアクセスランキング7位に入った。

 同プロジェクトでは「三菱東京UFJ銀の一部障害、直接の原因は文字コードの設定誤り」といった一部トラブルが発生したものの,12月15日に統合作業を完了させた(「総費用3300億円の巨大プロジェクト、三菱東京UFJ銀のシステム統合が完了」)。

 マネジメント分野のニュース記事の中では,システム・トラブル事例が目立つ。14位の「〔続報〕全日空の搭乗システムが暫定復旧、日付処理の問題が濃厚」のほか,上位20件にはランクインしていないが,東京証券取引所(「【続報】東証が緊急会見、システム障害の引き金はデータベースのデッドロック」「東証のシステム障害、設定ミスをテストでも見抜けず」)や楽天証券(「[速報]楽天証券が取引停止中、「バッチ突き抜け」で見通し立たず」)のシステム・トラブルを報じた記事にも多くのアクセスがあった。システムの社会インフラ化が進みつつある証しと言える。

 2008年は「J-SOX(日本版SOX法)適用初年度」でもある。上場企業の多くが来年3月期に内部統制報告書を提出する必要に迫られている。アクセスランキング19位には「「実施基準」を補完する2つの文書の実態」がランクインした。J-SOX本番を迎える2009年は,様々な混乱が起こるかもしれない。

 こうした不安定な時期にIT分野を生き抜くためは,多くの人が先人の知恵や資格といった確実な手がかりを求めるようになる。実際,こうした記事がランキングの上位に入った。先人の知恵としては,大前研一氏の講演録である「「答えのない世界」を生き抜く鉄則」がアクセスランキング6位に,松下幸之助氏を支えたエンジニア,中尾哲二郎氏に関する連載「第一回:スーパーアイロンで飛び立つ――出生から1927年まで」が同8位に入った。

 資格ものも目立った。特集「2008年版「いる資格、いらない資格」」のうち,「第1回【総論】PMPとITCが評価を落とす、「営業効果」と「一時金」でオラクルが首位」がランキング2位,「第2回 営業効果で見る「役立つ資格」(公的/非ベンダー系資格)」が12位,「第4回 一時金から探る「取るべき資格」(公的/非ベンダー系)」が20位に,「2007年版「いる資格、いらない資格」」の「第1回:社員に取らせたいIT資格」が3位に入った。

 景気回復の出口は2009年もなかなか見えそうにない。こうした時代には,先人の知恵や資格などを取っ掛かりにして,いつの時代でも通用する知識やスキルを身に付けていくしかない。マネジメント分野のアクセスランキングからも,このことがうかがえる。