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 iPhoneの登場などで,スマートフォンは相変わらず注目を集めている。そんな中で,スマートフォン市場における米Microsoftの存在感は相対的に小さくなっているように思える。だが,2009年は年明け早々からMicrosoftが久しぶりにスマートフォン市場で話題を提供するかもしれない。

Take1:Microsoftは2009 CESにZune携帯を出展するか?

 米Microsoft社内で「Zune Mobile」と呼ばれている,死者からよみがえった怪物フランケンシュタインのようなモバイル端末がある。この端末は,2009年1月にネバダ州ラスベガスで開催される家電展示会「2009 International Consumer Electronics Show(CES)」に果たして登場するのだろうか。その答えは,どのうわさを信じるかによって決まるだろう。

 うわさがあまりにも広まってしまったため,Microsoftは2008年12月第2週にコメントを出した。同社Zuneグループ・マネージャのBrian Seitz氏が「Zune携帯電話機はCESに出展しない」と発言したのだ。これは,逆に言うと「Zune携帯電話機など開発していない」わけではないとういことだ。

 誤解を解くために,実際の動きを紹介しておこう。もちろんMicrosoftは,「Windows Mobile」をベースとするZune Mobileプラットフォームの計画を進めている。このプラットフォームには,(当たり前だが)Zuneのデジタル・メディア再生機能と,(これまた当たり前だが)Zuneに倣った十字型のユーザー・インタフェースを搭載する。

 最も話題になっているうわさの一つは事実である。Zune Mobileは,Microsoftだけでなく同社のパートナも販売する。提供スケジュールについては,残念ながら何とも言えない。ただし,現在のスマートフォン市場の状況を考えると,遅いよりも早い方がよい。

Take2:スマートフォン市場失速,iPhoneが僅差でWindows Mobile搭載機に勝利

 以前から予想されていた事態だるが,北米のスマートフォン市場で2008年第3四半期にiPhoneの販売がWindows Mobile搭載機を初めて上回った。トップは相変わらずフィンランドNokiaの「Symbian」で市場シェア49%(前年同期の63%からは縮小した)。2位は約16%のカナダResearch in Motion(RIM)だった。Appleは12.9%で,12.8%のWindows Mobile搭載機をわずか0.1ポイントだけ追い越した(Linuxベースの端末は7.2%,米Palmの端末は2.1%で最下位となった)。

 全体として奇妙なのは,スマートフォンの販売が1年前に比べ11.5%しか増えておらず,米Gartnerが同市場の統計を取り始めてから最低の伸び率となったことだ(関連記事:08年Q3の世界スマートフォン市場,出荷台数の伸びが過去最低に世界携帯電話販売が減速,08年Q3の成長率は6%)。

 その理由は,もちろん経済危機にある。