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 データを視覚的にわかりやすい形で表現するための開発環境「Processing」を紹介する本だ。ProcessingではJavaによく似た文法でプログラムを記述でき,完成したプログラムはWebページ上にJavaアプレットとして公開できる。

 登場するサンプルは,全米の郵便番号データからその番号が指し示す地点を地図上に表示するアプリケーションや,大リーグの勝敗表と年俸総額データから,各チームの成績と年俸総額の関係を示す例など,誰でも手に入れられるデータを題材にしている。これらのサンプルを作成しながら,Processingの文法やAPI(Application Programming Interface)の使い方を解説している。巻末では,ProcessingアプリケーションをJavaのSwingアプリケーションとして扱う方法や,ProcessingのAPIをActionScriptから利用する方法も紹介している。

 サンプル・アプリケーションの画面を見ると,見た目の美しさに感心する。自分のパソコンにProcessingをインストールして,いろいろ試しながら読んでみたい。

ビジュアライジング・データ

ビジュアライジング・データ
Ben Fry著
加藤 慶彦訳
増井 俊之監訳
オライリー・ジャパン発行
3780円(税込)