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 日本ユニシスは2008年9月,同社のデータセンターの一つ「東京第1データセンター」を増床した。その狙いはデータセンターにおけるホスティング・サービスの拡大。この一点に尽きる。ホスティング・サービスの中でも特に注力しているのが,仮想環境を顧客に提供する「ICTホスティングサービス」だという。

サイジング作業が不要になる?

写真1●日本ユニシス ICTサービス本部の山口智弘営業企画部長(左)と,竹田昌弘サービス企画部長(右)
写真1●日本ユニシス ICTサービス本部の山口智弘営業企画部長(左)と,竹田昌弘サービス企画部長(右)
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 このサービスは日本ユニシスが物理サーバーのホストOS上に,仮想化ソフトを使って仮想マシンを構築し,それを顧客に提供するもの。同社の山口智弘氏(ICTサービス本部 営業企画部長)はICTホスティングサービスのメリットを「サイジングの手間が削減されることだ」と語る(写真1左)。

 サイジングの手間とは,例えばサーバーの故障に備えて複数台のサーバーで冗長構成を考える手間である。しかし同データセンターの仕組みを使えば,「サーバーは内部的にクラスタリング済みなので,顧客は冗長化を意識しなくていい」(山口氏)。

 また,仮想環境のためCPUやメモリーといったリソースを細かい単位で提供できる。細かくリソースを割り当てられるので,ムダが出にくい。万が一リソースが不足した際も日本ユニシス側が設定を変えるだけで済むため,数時間で完了する,といったメリットがある。

ホスティングでも都心にある

 ICTホスティングサービスは現在,東京都江東区の東京第1データセンターで提供している。ホスティング・サービスならば,顧客のサーバー機器を預かるわけではないので,顧客の利便性を考える必要は基本的にない。つまり,都心に設置しなければならない理由はない。それなのに,なぜ都心でサービスするのか。その理由について同社の竹田昌弘氏(ICTサービス本部 サービス企画部長,写真1右)は,「当社のITエンジニアがすぐに駆けつけられることが大きい」と説明する。

 同社のサービスは,ハウジング・サービスと比べてITベンダー側の担当範囲がかなり広い。また,既存のホスティング・サービスと比べても仮想環境を扱うため,技術的に複雑になる。「本社の近くにデータセンターがあることで,トラブルが発生したときでも,当社のITエンジニアが迅速に対応でき,安定したサービスを提供できる」(竹田氏)。

 仮想環境を使ったホスティング・サービスを提供しているITベンダーは増えているが,一般的に多数のWebサーバーを稼働するECサイトでの利用や,テスト環境として一時的に利用する例が多い。しかし同社では「基幹系システムを稼働させることを狙っている」と竹田氏は語る。同社はWindowsで金融機関の勘定系システムを稼働させる実績を持ち,そのノウハウをICTホスティングサービスでも生かすという。

基本情報
●名称:東京第1データセンター
●場所:東京都江東区
●最寄り駅:要問い合わせ
●料金:要問い合わせ