ベータ版のサイズは約2.5GBとプレベータ版よりわずかに縮小
ベータ版のダウンロードには,Download ManagerというActiveXコントロールを使って,外部との通信を開始しようとする。このためWebブラウザの設定によっては警告画面が出ることがある(図7)。それらを許可すると,いよいよベータ版のダウンロードが始まる(図8)。
ダウンロードされるのはDVDディスクのISOイメージで,2.46Gバイトというサイズになっている。ダウンロードして実際にディスクに保存されたファイルの情報をエクスプローラで確認すると2.58Gバイト弱というサイズになっている(図9)。回線の接続状況によっては,ダウンロードにかなりの時間が必要になるかもしれない。
ただし,プレベータ版と比べると,このISOイメージのサイズは若干小さくなっている。PDC 2008のときに配布された32ビットのプレベータ版は約2.85Gバイトというサイズだった(図9参照)。なお,比較のために,今回のベータ版については英語版もダウンロードしてみたところ,2.56Gバイトと日本語版とほとんど変わらなかった。
ダウンロードしたISOイメージは,ライティング・ソフトを使ってDVD-Rなどのメディアに書き込む。このDVDを使って,Windows 7のベータ版をインストールできる。
インストールの作業はデザインを除いてVistaとほとんど同じ
作成したDVDを挿入してパソコンを起動すると,DVDからファイルを読み込みながらセットアップを開始する(図10,図11)。最初に表示されるのは,インストールする環境を設定する画面だ(図12)。バックグラウンドがVistaのオーロラのようなデザインから,上から光が差し込むようなデザインに変わっているものの,この画面で設定する内容は基本的ににVistaと変わっていない。Vistaと同様に,言語,時刻と通貨の形式,入力方式,キーボードの種類画面といった情報を設定する。これらの設定をして「次へ」を押すと画面が変わり(図13),ここで「今すぐインストール」を選べば,インストール作業が始まる。
ライセンス条項に同意すると(図14),インストールの種類を選ぶ画面になる(図15)。インストールの種類には「アップグレード」と「カスタム」の2種類がある。アップグレードとは,Vistaなどで使っていた環境を引き継いでWindows 7をインストールするというもの。今回は,新規のインストールということで「カスタム」を選んだ。
すると,パソコンに搭載しているディスクが一覧表示される(図16)。ここでインストール先のディスクを選べば,DVDからファイルのコピーを開始する(図17)。ファイルのコピーと展開が終わり,プログラムのインストールが終了すると,再起動してインストールの最終処理に移る。