PR

 「日本の消費者を満足させた製品は世界に通用する」と言われたのも今は昔。高性能・高品質だが高価な日本の電子・情報機器は,標準化・低価格化などが進む世界のスタンダードから取り残されてしまった。まさに著者が指摘する「ガラパゴス化」だ。

 携帯電話端末,カーナビゲーション,ETC(自動料金収受システム)といった具体例を挙げながら,日本のエレクトロニクス産業がグローバル化する市場で韓国や台湾などの後塵を拝している要因を様々な角度から分析する。

 自動車産業についても,「死角がある」という指摘が興味深い。『イノベーションへの解 実践編』(関連記事)との併読をお勧めしたい。

ガラパゴス化する日本の製造業

ガラパゴス化する日本の製造業
宮崎 智彦著
東洋経済新報社発行
1680円(税込)