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 正解は4です。

 今回の問題は,「プロジェクト・リスク・マネジメント」知識エリアの「リスク対応計画」プロセスに関する問題です。

 今回の設問では,あるタスクの所要期間見積もりにおいて,技術の不確定要素により,スケジュールが遅延する可能性があることを,リスクとして見出しました。このリスクは,プロジェクトのスケジュールに悪影響を及ぼす可能性がある,マイナスのリスクといえます。

 PMBOKでは,マイナスのリスクに対する対応策として,回避策,転嫁策,軽減策,受容策を定義しています。これらの対応策の特徴は下記のとおりです。

表1●マイナスのリスクに対する対応策
対応策特徴
回避策リスクの原因を除去することにより,リスク事象が発生しないようにします。今回のケースでは,異なる技術を採用することで,スケジュールの遅延を防止するようなケースが考えられます
転嫁策リスクの影響を他者に移転させます。例えば,保険を掛けることなどが一般的です。今回のケースでは,外部の企業に委託することなどが考えられます
軽減策リスク事象による影響を減少させます。今回のケースでは,より技術力のある担当者を割り当て,スケジュール遅延の可能性を少なくすることなどが考えられます
受容策リスク事象が発生した際,その影響を受け入れます。受容策には,リスク事象が発生した際に備えて,スケジュール上の余裕(コンティンジェンシー予備)を持たせたり,コストコンティンジェンシー(予備費)を設定したりする積極的受容策と,発生しても何とかなる,と何もせずに受け入れる消極的受容策があります

 今回は,万が一に備えて,スケジュールに余裕を持たせ,リスク事象が発生しても問題がないように準備をしているので,(積極的)受容策をとっているといえます。以上より,選択肢4の「受容策」が正解です。