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 NTTドコモはiコンシェル(写真1)のゴールとして,「携帯電話がユーザーの人となりを理解し,ユーザーがあれこれと指示しなくても動いてくれる究極のパーソナル・エージェント」(NTTドコモの前田担当部長)になることを掲げている。ただし,第1弾のサービスで用意するのは,最新情報の配信とスケジュール/トルカ/電話帳の自動更新である。配信や更新された情報があれば,キャラクタを介してユーザーに通知する。現段階では,人の行動や趣味・嗜好の推測はしていない。

写真1●NTTドコモの「iコンシェル」<br>キャラクタがユーザーの選択したコンテンツや予定に応じたメッセージを出す。
写真1●NTTドコモの「iコンシェル」
キャラクタがユーザーの選択したコンテンツや予定に応じたメッセージを出す。
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 情報の配信ではユーザーが選択したコンテンツを端末にプッシュする。配信するのは気象情報やニュース,鉄道の運行情報だ。

 スケジュール/トルカ/電話帳の自動更新は,携帯電話に格納されているこれらの情報をNTTドコモが管理するサーバーにコピーし,新しい情報があれば追加して端末に戻すものだ。

 スケジュールでは,ユーザーが選択したコンテンツ事業者からの情報が追加される。例えば,あるアーティストの情報配信を希望すれば,CDやDVDの発売日,コンサートの日程,イベントの日程などが追加される。このほか,レンタルDVDを借りた際に,レンタル会社が返却期限を自動でスケジュール帳に設定するサービスもある。現時点では完成していないが,荷物の配達日やクレジットカードの銀行引き落とし日が自動的に登録されるといったサービスも考えられるという。

 トルカの自動更新は店舗やポスターで取得したクーポンをアップデートする。具体的には,スーパーで特売のクーポンを取得すると,以後そのクーポンは,常に最新の特売情報に更新され続ける。

 電話帳の自動更新では,登録してある電話番号に情報を付加するもの。例えば,気に入ったレストランの電話番号を入れておくと,サーバー側で自動的に店の名前や営業時間,FAX番号などを付け加える。

次のステップは位置情報の利用

 iコンシェルは現時点では,端末からのセンサー情報を取得していないため,ユーザーの状態に応じて情報を配信するサービスには至っていない。ユーザーの行動などを学習し,それに応じた情報を提供する仕組みを入れるのはこれからである。

 ただし,「近い将来,位置情報の取得を開始し,場所に応じた情報を配信するサービスを開始する」(前田担当部長)という。この仕組みが整えば,位置とスケジュールを連動させたサービスが実現できる。最も単純なのが,自宅の最寄駅に近づくと,近所のスーパーの特売情報を伝えるといったサービスだ。

 さらに将来は端末からサーバーに蓄積した情報を使って,「備忘録サービスが実現できる可能性がある」(前田担当部長)という。例えば,家電の情報を2次元バーコードなどを使って読み取ることで登録。これをNTTドコモのサーバー側で預かっておき,故障が発生した場合に,この情報を呼び出してメーカーのサポートに連絡できるようにするサービスだ。

 「購買情報の取得に工夫が必要だが,例えばシャンプー購入日をスケジュール帳に登録。2カ月程度で使い切ることが分かっているなら,ちょうどそのころにシャンプーの購入を促すというサービスは便利だろう」(前田担当部長)。

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