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 無料のインターネット電話としておなじみのSkype。パソコンに専用ソフトを組み込み、マイクとスピーカをつなぐだけでユーザー同士なら場所や時間を問わずに月額基本使用料と通話料はタダになる。

 Skype以外の固定電話や携帯電話に通話する際も格安だ。月額695円を払うと、国内の固定電話に月1万分を上限に通話し放題になる。月額1495円なら世界36カ国の固定電話に事実上無制限で通話できる。

 気になる音質は通常のIP電話と同じかやや劣る程度。十分に実用的との評価が多い。

 圧倒的なコストメリットが受けて、Skypeは企業に徐々に浸透しつつある。「最近は企業内の個人が利用するケースが増えている」。スカイプ日本オフィスの岩田真一ジェネラルマネージャーは明かす。沖縄県北谷町役場や南日本情報処理センターなど、全社・組織レベルで採用に踏み切る事例も出てきた。

 企業でSkypeを利用する環境も整ってきた。通常の電話機からSkypeを利用するための企業向け端末が続々と登場している。

 パナソニックコミュニケーションズは2008年3月、Skype専用ソフトを搭載した電話機を売り出した。IEEE802.11b/g対応の専用ワイヤレスルーターとのセット商品で価格は2万9800円(税込み)。無線LAN環境でコードレス電話のようにSkypeを利用できる。大部屋主義の日本企業がパソコンでSkypeを使うのは少々ハードルが高かった。

 変わり種ではポリコムがSkype専用の音声会議システムを販売している。Skypeユーザー同士であれば通信費無料で音声会議が可能になる。実売価格は端末1台当たり1万6000円程度。マイクロソフトのコミュニケーション製品と連携させて使うタイプの同等端末に比べて、3割程度安い。通常の電話をSkypeに切り替えるのに対して抵抗がある企業は、まずはここから試してみるのがよいだろう。

 また台湾アスーステック・コンピュータは2008年11月、Skype専用のテレビ電話機を発表した。早ければ2009年前半にも日本で販売を開始する。価格は端末1台当たり3万円程度になるとみられる。

図●Skype対応のテレビ電話機(左)と音声会議システムの外観
図●Skype対応のテレビ電話機(左)と音声会議システムの外観