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 正解は下記の通りとなります。

(1)正常に全二重通信の行える組み合わせ:A,D
(2)正常に半二重通信の行える組み合わせ:E,F
(3)エラーが発生する組み合わせ:B,C

 今回は,CCNA(Cisco Certified Network Associate)/BCMSN(Building Converged Cisco Multilayer Switched Networks)の試験範囲から,イーサネットのDuplex(全二重通信と半二重通信)についての出題です。

 Duplexは両試験においてよく出題される分野のひとつで,現場におけるトラブルも多いトピックです。showコマンドの読み取りを含めて,トラブルシューティングまで行えるよう学習しましょう。

■全二重通信と半二重通信

 イーサネットの通信では,図1に示すように,全二重通信と半二重通信が規定されています。

図1●全二重通信と半二重通信
図1●全二重通信と半二重通信

 全二重通信は送受信が同時に行える通信のことで,現在の有線イーサネットでは全二重通信が一般的です。全二重通信を行うためには,通信を行う端末間で全二重通信に対応したメディア・機器を使用する必要があります。

 一般的にLANで使用されるデバイス(ルータ,スイッチ,PC内蔵NICなど)やメディア(UTPケーブル,光ファイバケーブル)は全二重通信に対応していますが,レイヤ1のリピーターハブや同軸メディア(10BASE-2,10BASE5)を使用した場合は,全二重通信が行えず,半二重通信を行う必要があります。

 半二重通信とは,データの送受信を同時に行うことができない通信のことで,送受信が同時に行われると,データ信号同士が衝突する「コリジョン」が発生します(コリジョンの詳細についてはSkillUPメール2008年2月28日号の問題の解答で学習しました)。

 このため,イーサネットの半二重通信ではCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)という媒体アクセス方式を使用し,通信状態の確認やコリジョン発生時のデータ再送が必要となり,通信のパフォーマンスが大幅に低下します。半二重通信はギガビット(1000Mbps)以上のイーサネットでは使用されません。

 なお,イーサネットではありませんが,新しくCCNAの出題範囲となった無線LANは半二重通信しかできませんので,併せて覚えておきましょう。無線LANではCSMA/CDではなくCSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access with Collision Avoidance)という媒体アクセス方式を使用し,送信者が許可を得てからデータを送信させることでコリジョンを回避します。

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