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ネット利用の主役へ躍り出るモバイル

 2009年から2010年にかけて,インターネットへのアクセスに使う機器の主流は,オフィスや家庭に据え置かれたパソコンから,携帯電話やモバイル機器へと劇的に移り変わる。常に持ち歩く端末から,場所を選ばず,いつでも快適にネットを利用できる。そんな使い勝手を実現する環境の整備が進んでいくからだ。

 一部のサービスでは,パソコンからモバイルへの移行が既に始まっている。SNS大手のミクシィでは,2007年に入ると携帯電話からのアクセスが急に増え始めた。2007年8月には,携帯電話からのアクセス数がパソコンを逆転。現在では約2倍となっている。モバイルが主流になる傾向は,ミクシィに限らない。

 ユーザーの利用形態がモバイルに大きくシフトする背景には,(1)高速化/多様化,(2)端末の高機能化,(3)サービスの拡充,(4)ユーザーの世代交代がある(図1)。これらの要素が絡み合い,従来のパソコン向けサービスには無かった新しい用途が生まれるだろう。(1),(2),(3),(4)のそれぞれについて,今後数年に起こる変化のポイントを順番に見ていこう。

図1●2009年以降も,ネットワークの高速化/多様化,端末の高機能化,サービスの拡充がそれぞれ進行する
図1●2009年以降も,ネットワークの高速化/多様化,端末の高機能化,サービスの拡充がそれぞれ進行する
従来はネット接続に利用する機器の主体はパソコンだったが,モバイル機器への移行が一挙に進む。物心付いたときからケータイに触れてきた若者が社会に出始める時期でもある。