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写真1●「イケテルJRuby勉強会」開始時の風景。参加者は円陣を組む
写真1●「イケテルJRuby勉強会」開始時の風景。参加者は円陣を組む
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写真2●Rubyビジネス・コモンズ会長を務める最首英裕イーシー・ワン社長
写真2●Rubyビジネス・コモンズ会長を務める最首英裕イーシー・ワン社長
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写真3●「イケテルJRuby勉強会」会議中の風景
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 円陣を組む数十人の参加者。「しまっていこうぜ!」と円陣の中心で叫ぶ講師。「イケテルJRuby勉強会」に参加して、まず最初に見られる光景がこれだ(写真1)。もちろんスポーツの試合をするわけではないが、参加者はこの後、プログラミングという“トレーニング”に身をおくことになる。

 イケテルJRuby勉強会は、Rubyのビジネス活用を目的とする団体「Rubyビジネス・コモンズ(RBC)」が主催する「イケテル勉強会」シリーズの一つである。

 勉強会の柱は二つある。一つはRBCの核であるプログラミング言語「Ruby」。もう一つは、ビジネスモデルの考え方やマーケティングの基本といったビジネスの勉強だ。「Rubyを普及させるとともに、Rubyを通してITとビジネスを一緒に考えられる人を増やしたい」。RBCの会長である最首英裕イーシー・ワン社長は主旨をこう説明する(写真2)。イーシー・ワンはRBCのサポート企業の1社である(RBC設立についての関連記事)。

 最初の勉強会は2年前の2007年に実施。RBCの拠点がある福岡、東京、名古屋など、開催場所を変えつつ定期的に開催している。参加費は無料。講師の依頼、教材の準備、会場の手配といった勉強会の運営は、RBCのスタッフや有志の“手弁当”だ。最首社長は「最悪、おれが土日を潰せばいいだけだから」と笑う。

自分の手を動かしてプログラミングを学ぶ

 この日は土曜日。しかも朝からの雨で特に冷え込んだ。それにもかかわらず定員40人に対して35人が参加。勉強会への関心の高さをうかがわせる(写真3)。「募集開始日から3日程度でほぼ満員になった」と、RBC運営スタッフを務めるイーシー・ワン経営企画部の片山智咲子氏は語る。

 勉強会には若手からベテランまで多様な経歴・職種の人が集まった。業種はユーザー企業とSIベンダーが中心だが、行政機関に勤める人や学生、デザイナもそれぞれ2人ほど参加した。「エンジニアリングを業務としている人だけでなく、エンジニア以外の人も少なくない」(最首社長)。

 社会人歴4年の若手プログラマは、「仕事ではJavaを使っているが、Rubyも勉強したいと思っていた。そんな時、この勉強会のことを知って参加した」と参加の経緯をこう語る。

 勉強会を通じて、社外の様々な人と知り合えるというメリットもある。「いまエッジな技術はコミュニティが主導している。Rubyの勉強はもちろんだが、最前線で働く技術者の動きを知りたいと思った」(ITベンダーで教育研修の講師をしている勉強会参加者)。

 Rubyの勉強会はプログラミング環境の設定から始まり、最終的には自分で組んだRubyのプログラムを動作させるのを目標とする。「この勉強会では、コーディングを重視している。自分の手でキーボードを打ち、自分で動作を確認する。遠回りのようだが、こうした体験がプログラミングスキルを伸ばすのに一番確実だ」と、講師の一人である渕上泰豪氏は説明する。