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 米国における広告費の約4割は無駄になっていると本書は指摘する。マーケティング効果の調査と改善のコンサルティングをする米国企業の創業者が,マーケティングのROI(投下資本利益率)を改善するために書いた指南書である。

 雑誌やテレビ,インターネット広告など,それぞれの媒体の特性を理解し,「顧客に認知させる」といった広告の目的ごとに最適な組み合わせを検討する必要があると説く。著者の理論を同社の顧客である米P&Gや米フォードなど実際の顧客が取り組んだ事例を紹介しながら解説する。日本での事例は「あとがき」に少し触れられている程度だが,詳細な事例が書かれているとより説得力が増すと感じた。

刺さる広告

刺さる広告
レックス・ブリッグス/グレッグ・スチュアート共著
高橋 至訳
ダイヤモンド社発行
2520円(税込)