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 iPhoneの登場以来,米MicrosoftからiPhone対抗のスマートフォンが登場するという話が,その賛否も含めて話題になってきた。この話題について,Microsoftはあいまいな態度をとり続けてきた。今回は,その最近の例を紹介しよう。また,同社の携帯電話プラットフォームであるWindows Mobileの最新ロードマップについてもお伝えしたい。

Take1:はたしてMicrosoftはスマートフォンに取り組んでいるのか

 このところ「Microsoftが近々,『Zune』用ソフトウエア・ベースの自社製スマートフォンを発表する」といった内容のうわさがいつまでも消えずにいろいろと流れている。特に最も驚いたうわさは,同社がこうした風説を完全に否定し,「スマートフォンを自社開発することなどない」と明言したというものだ。

 この文章を,素直に解釈すると「Microsoftは電話機に取り組んでいない」ことになる。だが,そのような解釈は,実情を正しく表しているとはいえない。どうやら同社が数多くの自社製スマートフォンに「取り組んでいる」ことは,間違いないらしい。もっとも,このスマートフォンを一般向けに直接販売するつもりはなく,あくまでOEM販売用としてパートナ企業に提供するために取り組んでいるとのことだ。

 これはどういうことだろうか。米メディアZDNetのブロガーMary Jo Foley氏によると,「Microsoftはスマートフォンに取り組んでいる。つまり,パートナ企業が『Zune Mobile』ベースの携帯電話機やZune機能搭載デバイスを販売できるよう,スマートフォン用参照プラットフォームを作っている」ということだそうだ。

 こう考えれば納得できるだろう。Microsoftが自社製デバイスの開発に乗り出しても,ごくわずかな例外を除いて恐らく大成功は収められない。だが,OEM販売なら失敗の責任はパートナ企業が負うことになる。

Take2:「Windows Mobile」の最新ロードマップ,4月に登場する6.5に続き半年後には7.0を配布

 Foley氏は,Microsoftの携帯電話戦略のロードマップも紹介してくれた。同氏によると,Microsoftは「Windows Mobile 6.5」(同社はこのバージョンを公式発表していない)を2009年4月にリリースするそうだ。つまり,6.5搭載デバイスの登場は9月以降になる(スマートフォン業界の素早さが気に入るはずだ)。

 2009年11月には,「Windows Mobile 7.0」をテスター向けに配布する。ただし,Windows Mobileの公式リリースは遅れがちなので,2010年4月より早いことはないだろう。

 なお,このロードマップはZune Mobileの計画と関係ないらしい。