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Action CenterでUACのレベル変更が可能

図7●Action Centerのうち「セキュリティ」の]項目を展開した
図7●Action Centerのうち「セキュリティ」の]項目を展開した
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 図4に示したように,Action Centerのメイン画面で表示する内容は「セキュリティ」と「メンテナンス」という大きく2つの項目に分かれている。このうちの1つめの「セキュリティ」を展開すると,ファイアウォール,Windows Update,ウイルス対策,インターネット・セキュリティ設定,ユーザー・アカウント制御(UAC)といった,パソコンのセキュリティに関する状態がまとめて確認できる(図7)。この内容はVistaのセキュリティ・センターとほぼ同等だが,大きく異なるのはUACの設定を変更できるようになった点である。

 Windows Vistaでは,酷評に甘んじてきたユーザーアカウント制御(UAC)だったが,Windows 7ではその起動レベルを4段階に調節できるようになった。これで危険を感じながらもUACをオフにしたり,しつこい認証ダイアログにイライラする回数も減るのではないだろうか。Vistaでは,UACをオン/オフを切り替えるといった単純な設定しかできなかった。

 実際にUACのレベルを変更するには,Action Centerのメイン画面にある「UAC設定の調整」を選ぶか,左側のペインで「ユーザーアカウント制御の設定」を選ぶ(図8)。すると,UACの制御レベルをスライドバーで4段階に設定できる画面が表示される。

 この中でセキュリティ・レベルがもっとも高い設定は,一番上の「常に通知する(Always notify me when:)」となる(図9)。これはWindows VistaでUACをオンしたときと同じレベルの設定になる。システム設定の変更や管理者権限を必要とするプログラムを実行する場合,常に画面が暗転し認証ダイアログを表示する。

図8●Action Centerからユーザー・アクセス制御(UAC)のレベルを設定するメニューを呼び出せる
図8●Action Centerからユーザー・アクセス制御(UAC)のレベルを設定するメニューを呼び出せる
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図9●もっともセキュリティ・レベルの高い「常に通知する」にするとVistaと同じ設定になる
図9●もっともセキュリティ・レベルの高い「常に通知する」にするとVistaと同じ設定になる
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UACが表示する警告ダイアログや画面の暗転を減らせる

図10●UACのセキュリティ・レベルを2番目にするとシステムの設定をする場合などに出ていた認証ダイアログが出なくなる
図10●UACのセキュリティ・レベルを2番目にするとシステムの設定をする場合などに出ていた認証ダイアログが出なくなる
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図11●UACのセキュリティ・レベルを3番目にすると認証ダイアログが出た際に画面が暗転しなくなる
図11●UACのセキュリティ・レベルを3番目にすると認証ダイアログが出た際に画面が暗転しなくなる
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図12●「通知しない」にするとUACをオフにしたのと同じ状態になる
図12●「通知しない」にするとUACをオフにしたのと同じ状態になる
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 このセキュリティ・レベルの設定を,2番目の「Default-Notify me only when programs try to make changes to my computer」にすると(図10),コントロール・パネルでシステムの設定をする場合などに出ていた認証ダイアログが出なくなる。ただし,アプリケーションのインストールでは,画面が暗転し認証ダイアログがでる。Windows 7のベータ版は,このレベルの設定がデフォルトになっている。したがって,実際に使っていると,Vistaのときよりもいくぶん画面が暗転する回数が減った印象である。

 その下が,セキュリティ・レベルが3番目に高い「Notify me only when programs try to make changes to my computer (do not dim my desktop)」という設定である(図11)。この設定にすると,認証ダイアログは出るものの,そのときに画面の暗転は発生しない。そのため,認証ダイアログが出た状態でも,他のアプリケーションなら起動や操作すら可能な状態になる。とはいえ,認証ダイアログは常に手前に表示されるので,見落とすことはないだろう。マイクロソフトでは,この設定を「ミディアム・レベルのセキュリティ」と呼んでいる。

 そして一番下の「通知しない」は,もっとセキュリティ・レベルの低い設定になる(図12)。これは,Windows Vistaでいうところの,UACをオフにした状態に該当する。

 ところで,同じような変更がWindows Vistaで不可能だったかというと,実はローカル・セキュリティ・ポリシー(もしくはレジストリ)を使えば変更することで可能だった。つまりWindows 7では,この変更作業がGUI画面から「Windows 初心者でも簡単にできるようにした」ということになる。