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 「女性自身」や「JJ」などを発行する光文社は、2009年中に約500台あるすべての社内PCをサービス事業者が選定した機種にリプレースする(表1)。2008年秋から同年末にかけて、すでに120台を切り替えた。調達や契約の業務にかかる負担を軽減するのが目的だ。

表1●光文社のPC運用管理業務の実態
会社名光文社
PC台数約500台
プラットフォーム化の手法標準化、サービス利用
効果と主な取り組みPCのハードウエア更改時の手続きや作業をサービス事業者に委託。PCそのものもサービス利用し、故障対応を効率化
利用している主な製品/サービス日立電子サービスのPCライフサイクル管理サービス「OFITLCM」

 同社が、PCを自社で調達することを止める決断を下したのは 2008年2月のこと。リースアップしたPCの更改を検討したのがきっかけだ。情報システム部の小宮山清光部長代理はその理由を、「調達時に、複数業者に条件を提示して見積もりを取ったり、サポート契約を結ぶのに何度も打ち合わせたりすることは、負担が大きい。リース会社との契約にも手間がかかるため」と説明する。

 光文社の情報システム部の人員数は4人。基幹システムの運用保守で手一杯な状況にある。OA周りの実務やPC運用管理の主要業務も、システムの開発・運用面で協力を得ているティ・アンド・ティ(T&T)に委託するが、T&Tの人員も限られる。「500台を全面入れ替えするには、PCの機種選定や見積もりの依頼、価格交渉、契約業務のために人員を増やす必要があると懸念していた」と、小宮山部長代理は振り返る。

PCの機種はサービス事業者が選定

 従来は、ある程度の台数がリースアップするたびに、複数の事業者から見積もりを取り、その都度安い機種を導入していた。メーカーも、リース先も異なった。故障発生時には、機種によって修理依頼先を変えねばならず、予備機を確保することさえ難しかった。

 今後、光文社はPCを自社で調達せず、サービス事業者が調達したPCをレンタル利用する(図1)。採用したサービスは、日立電子サービスが提供するPCライフサイクル管理代行サービス「OFITLCM」である。ヘルプデスクや故障対応、PC運用管理、セキュリティ対策など、ライフサイクル管理業務全般を代行する。光文社はこれらのうち、調達業務とハードウエア提供、ハード故障への対応を、日立電サに委託する。

図1●光文社は調達業務に加えて、PC本体もサービスとして利用する
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 OFITLCMでは、日立電サが自社でサポートしやすく、ユーザー企業の予算範囲に収まる価格帯の中から提案機種を選定し、提供する。ハードウエアもPCの利用環境を提供するためのサービスの一部に含まれる。そのため、ハードウエアの不具合は、日立電子サが修理責任を負う。ユーザー企業にすれば、PCのメーカーや機種を選ばない代わりに、調達手続きや契約、ハード故障対応などに煩わされずに済むことになる。