日本ビジネスコンピューター(JBCC)の関連会社JBサービスは,東京と大阪2カ所のデータセンターでハウジング・サービスを提供している。東京はアット東京,大阪はパナソニック電工インフォメーションシステムズのデータセンター(IDC)施設を利用する。
データセンター内のサーバーは,別地域にあるJBサービスの監視センター「SMAC」から,24時間365日体制で遠隔監視する(写真1)。特徴は,緊急時により迅速に対応してほしいというニーズに備え,両データセンター施設だけではなく,SMACに併設された運用センターにサーバーを設置できる点だ。「SMACと同じフロアにサーバーがあるので,すぐにエンジニアが保守に当たれる」と,同社の鈴木秀一氏(サービス事業部 サービス企画)はメリットを説明する。運用センターに設置する場合,ハードウエアが日本IBMの「iSeries」「xSeries」のいずれかであること,年1回,計画的に停止するといった制約があるが,運用サービス込みで1ラック月額15万円からの料金で利用できる。
オプション・サービスが充実
同社のハウジング・サービスは,オプションも充実している。例えば,「お知らせくん」というサービス。データセンターに配置されたサーバーだけでなく,ユーザー企業の社内で稼働するサーバーにも監視対象を広げることができる。「データセンターに設置したサーバーと同じように,ユーザー社内にあるサーバーも監視することで,企業のシステム運用の手間を軽減できる」(鈴木氏)。月額料金は,サーバー1台で8400円だ。
同社ではこのほか,ユーザー企業の社内LAN向けに,ゲートウエイ・サーバーを貸し出して運用するサービス「レンタル関所くん」も提供。「サーバーの監視やメンテナンスはすべてSMACから行うので,利用企業の担当者が運用作業を行う必要はない」と鈴木氏は話す。
●名称:JBCC ハウジングサービス
●場所:東京都23区内,大阪府門真市
●最寄り駅:要問い合わせ
●料金:ハーフラックが月額18 万円~(東京)
基本情報を追加しました。 [2009/05/08 16:00]