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「オライリーから『Make』という本がシリーズで出ています」
「わたしがさっき見覚えがあるって言ったのが,小林さん,この本の特集ですよ」
「手作り電子楽器の特集か。『ウダー』だね」
「宇田さんが作ったからウダーっていうんですね」
「形も手風琴みたいだし,悪くないじゃん,て感じだよね」
「そもそもこの『Make』って,どういう本なんですか?一応電子工作の棚に置いてるけど,なんか浮いてますよ」
「まあ,ひとことで言えば,手作り工作総合版ってことになるけど,われわれの手作り感覚とはずいぶん違うよね。ずいぶん好き勝手な面白いものを作っているから,素人が遊びでやっているのかと思うと,出来はプロ顔負け。メーカーから製品化のオファーがあってもおかしくないようなものもたくさんあるし」
「クリーニング屋さんの針金ハンガーを使えば冷蔵庫の収納がこんなにスッキリ!みたいな節約アイデア工作の本じゃないですよね」
「オイラが作りたいものを作るのにリミッター全解除は当然っしょ的なメリケン魂でできてるから,棚にはなじまねえよなあ。でも,ただの素人工作の本じゃないことは確か。一度手にとってください!」

「さて,では3月のベストを見ていきますか。1位は東洋経済新報社の『クラウドの衝撃』」
「先月の2位が,とうとう1位ですね。そして先月1位だった日経BP出版センターの『システムはなぜダウンするのか』が2位に入れ替わっています」
「ついでに,クラウド関係の書籍で10位以内のものを先に紹介してしまうと,3位がインプレスの『クラウドコンピューティング入門』,5位にが翔泳社のまだまだ強い『クラウド化する世界』,9位にインプレスの『クラウド』」
「それにベスト10からは落ちてしまいましたが朝日新書の『クラウドコンピューティング』が12位です」
「電気分野の『太陽電池』,コンピュータでは『クラウド』の旬はまだまだ続きそうだね。これだけ一つのテーマでいろいろ本が出ているのに,売れてる本,売れない本の差が少なく,まったくダメなものがないってのはすごいことだね」

「6位は東洋経済新報社の『ITロードマップ』,これは先月5位でしたけど,まだまだ健闘してますね」
「7位が日経BP出版センターの『ITアーキテクトのためのシステム設計完全ガイド』か,これも息が長いな。8位が,これまた定番,ソーテック社の『ITサービスマネジメントの仕組みと活用』」
「10位が翔泳社の『SEO SEM Technique Vol.6』ですか。なんかこのところSEO関係の本がずいぶん出てきてません? 新刊でソフトバンクの,なんだっけ,長い名前の本,けっこう売れてましたよ」
「『Search Engine Optimization 非常識なSEOの常識』か。あれ,これで全部?」
「はい終わり。今月は速いですね」
「何か抜けてない?鶴橋さん」
「あ,いけない。4位,インプレスの『Excel VBAアクションゲーム作成入門』を忘れてた」
「だめじゃん!」
「怒んないでくださいよ,悪かったって。でも,これって売り場でDVDのデモを流してたやつか。あれが販促に効果あったんでしょうね」
「出来は正直,一昔前のゲームって感じだったけど,Excelであれが作れちゃうっていうのは本当に意外だったね。ゲームって,ちょっと苦手な分野だったんだけど,それがうちの店でこれだけ売れる日が来るとはなァ」
「はい,これで本当におしまい!」
注:アルバイトの鶴橋さんは架空の人物です。