iPhone 3Gが発売されてから,ケータイ業界は大きく変わった。ケータイの明日を知るには,先行する「iPhoneの革命」に学ぶべきことが数多くある。しかもこの6月には,次期OSであるiPhone 3.0が発表され,次のステージへ入ろうとしている。iPhoneがケータイや,ケータイ業界,あるいは社会にもたらした変化を詳しく見ていこう。
目次
第1章 相次ぐ主要WebサービスのiPhone対応,IT業界の主戦場はIT Phoneへ
第3章 21世紀のゴールドラッシュ---1日数百万円を売るアプリ開発者も登場
第4章 iPhoneは4000万台の巨大メディア,出版,音楽,広告業界が対応競う
第5章 iPhoneで始まるソーシャルメディア × リアル革命 --- Twitterで見えた新しい世界
※この連載記事は,2007年9月~2008年7月に掲載した『iPhoneの衝撃』の続編です。
林 信行(はやし のぶゆき)
ITジャーナリスト。1980年ごろからアップル社の動向に関心を抱き,1990年から本格的な取材活動を始め,その技術的取り組みやモノづくりの姿勢,経営,コミュニティづくりなど,多方面にわたって取材を続けてきた。Mac雑誌2誌のアドバイザーを経て,現在は日本国内に加えて米国,フランス,韓国などの海外メディアにも記事を提供している。アップル以外では,グーグルをはじめとする検索市場の動向,ブログやSNSの動向についても2001年ごろから記事を書いている。主な著書に『iPhoneショック』(日経BP社),『ブログ・オン・ビジネス企業のためのブログマーケティング』(日経BP社/共著),『mixiの本』(アスペクト刊/共著)などがある。