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写真1●門前仲町データセンタのサーバー・ルーム。ラック前面の床の部分に冷気の送風口がある
写真1●門前仲町データセンタのサーバー・ルーム。ラック前面の床の部分に冷気の送風口がある
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 NTTPCコミュニケーションズは2009年2月から,最新のデータセンター「門前仲町データセンタ」の本格運用を開始した。サーバー・ルームの総面積は6300平方メートル),1800~2000ラックが収納可能で,8施設ある同社のデータセンターでは最大規模である。

 特徴は,サーバー技術の進化や顧客のセキュリティに対する要望を取り込んだこと。まず,ブレードサーバーなど高密度型の機種を大量に稼働できるよう,ラック当たりの電源を最大60Aに設定した。同社の従来のデータセンターでは30~40Aが多く,サーバーの設置台数に限界があった。

 サーバーの冷却効率にも配慮した(写真1)。フロアの設計では,ラックの前面に冷気を送り込むコールドアイルと,ラックの背面から出た熱を吸引するホットアイルを分けた。「冷気と暖気を分離する構造にすることで,冷却効率を高めた」(ネットワーク事業部 データセンタ営業部 営業推進担当 土崎朋典氏)。

体重まで計測する

 セキュリティも厳重だ。サーバー・ルームまでには4重の認証チェックがある。特にサーバー・ルームの入り口には「サークルゲート」を設置。静脈やICカードなどを使った認証のほか体重も計測し,入退室の前後で体重に変化がある場合にはゲートを開けない。各種機器の不正持ち出しを防止するためだ。監視用のビデオカメラも廊下ごとにあり,「死角が一切生まれないようにした」(土崎氏)。3カ月分の録画データを保持できる。

 門前仲町データセンタは,主に同社のハウジング・サービス/Webシステム監視サービス群「WebArena Symphony」や,大口顧客による個別案件向けの施設。「主要なインターネット・プロバイダとは1G~10Gビット/秒の回線で接続している。通信速度を重視する顧客に特に好評だ」(ネットワーク事業部 データセンタ営業部 営業推進担当 課長代理 永里伸博氏)。

基本情報
●名称:門前仲町データセンタ(東京第8サーバセンタ)
●場所:東京都江東区
●最寄り駅:要問い合わせ
●料金:要問い合わせ