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 今回はワイヤレスLANから,SSID,チャネルとローミングについての出題です。ワイヤレスLANは,CCNAの試験改定に合わせて新たに追加された範囲で,苦手意識を持たれる方が多い分野です。CCNAで出題されるのは基本的な内容なので,完璧に得点できるようポイントを押さえておきましょう。

 CCNAの旧試験からCCNP(Cisco Certified Network Professional)にステップアップされる方も,BCMSN(Building Converged Cisco Multilayer Switched Networks),ONT(Optimizing Converged Cisco Networks)試験の前提として必要な知識となるので,この機会に学習しておきましょう。

■ワイヤレスLANとは

 文字通り,無線を使用したネットワークで,ケーブルを使用せず,機器をネットワークに使用する技術です。企業ネットワークや家庭のインターネット接続においては,無線の基地局であるアクセスポイントを設置するインフラストラクチャ通信が一般的です。

 これに対し,ノートPCなど,アクセスポイントに無線で接続する機器をクライアントと呼びます。コードレス電話に例えて,「親機にあたるのがアクセスポイント,子機にあたるのがクライアント」と覚えておきましょう。

 大企業などで大量にアクセスポイントを設置する場合は,コントローラと呼ぶ機器を使用してアクセスポイントを集中管理する方法もありますが,CCNAではアクセスポイントを単独で動作させるAutonomousモードを押さえておきましょう。

 なお,インフラストラクチャ通信および,アクセスポイントの集中管理については,SkillUPメール2008年1月31日号の問題の解答を参照してください(問題文は,こちらを参照)。

■アソシエーションとSSID

 インフラストラクチャ通信において,各クライアントは通信を行う前に,アクセスポイントにアソシエーション(紐付け)を行う必要があります。アソシエーションを行うためには,アクセスポイントとクライアントに登録されたSSID(Service Set Identifier)が一致している必要があります。

 SSIDとは意図しない(他社や他人の)クライアントがアクセスポイントに接続することを防ぐためアクセスポイントに設定するワイヤレスネットワークの識別名です。クライアントにアクセスポイントと同じSSIDを設定することで,自分の管理するアクセスポイントに接続できるようになります(図1)。

図1●アソシエーションとSSID通信
図1●アソシエーションとSSID通信

 なお,SSIDは通信の際に公開されるため,セキュリティについては別途実装する必要があります。