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 IPアドレス設定後にshow interfaceコマンドを入力したときの出力結果を考える問題である。show interfaceコマンドは,ルーターが搭載するインタフェースの状態を表示するコマンドである。

ポイントはdownとupの表示

 問題で問われているのは,図1の(1)の部分だ。ここには,インタフェースのレイヤー1とレイヤー2の状態が表示される。

図1●インタフェースの状態を確認<br>show interfaceコマンドを使う。IPアドレスやレイヤー2プロトコルなどが表示される。
図1●インタフェースの状態を確認
show interfaceコマンドを使う。IPアドレスやレイヤー2プロトコルなどが表示される。
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 例えば,最初の「Serial1/0 is ~」の部分は,Serial1/0インタフェースのレイヤー1の状態を示している。インタフェースが正常に動作しておりケーブルも正しくつながっていれば「up」となり,何らかのハードウエア障害が発生している場合は「down」となる。

 続く「line protocol is ~」の部分はレイヤー2の稼働状態を示している。レイヤー2のフレームが正常にやりとりできれば「up」と表示され,何らかの原因でやりとりできなければ「down」となる。

 レイヤー2がdownとなる主なケースとしては,通信モード(全2重/半2重),カプセル化プロトコル,クロック・レート──の設定ミスなどがある。クロック・レートとは,対向機器との間でやりとりする同期信号の周期(レート)のこと。ルーター同士をSerialインタフェースで直接つなぐときは,back-to-backケーブルと呼ばれる専用ケーブルを使い,片方の機器からもう片方の機器へクロック信号を送信する必要がある。

 クロック信号を送信するにはclock rateコマンドを使う。ところが,問題に示されたRouterAには,このclock rateコマンドが入力されていない。そのためレイヤー2はdown状態となる。両ルーターのハードウエアには問題がないことから,show interfaceの表示は「Serial1/0 is up, line protocol is down」となる。よって選択肢dが正解であることがわかる。

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IOS編 第5回「showコマンドを実践」
IOS編 第7回「インタフェースを設定してみよう」