2008年に20周年を迎えたWIDEプロジェクトのこれまでの取り組みを当事者が執筆したガイドブック。インターネット黎明期から今日まで,同プロジェクトはIPv6などの先端的な技術開発に取り組んできた一方,運用も重視してきた。
インターネットが社会基盤とまでいわれるようになったのは,「普通の人に使われて,きちんと使い続けられるという継続と信頼の部分」(本書p.7)を同プロジェクトが重視したからこそ。運用技術をまとめた第四章は是非読んでおきたい。
日本でインターネットはどのように創られたのか?
村井 純監修
WIDEプロジェクト編著
インプレスR&D発行
3990円(税込)