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 CIO(最高情報責任者)が実践するべき役割について解説した“教科書”的な著書。野村総合研究所システムコンサルティング事業本部のコンサルタントのべ19人が約6カ月かけて執筆した。

 2度目の改訂版となる本書は、CIOが実践すべき役割として「価値創造(Creative IT Strategy)」「価値協働(Collaborative Business-IT Relationship)」「価値統制(Consensual Value Governance)」など、頭文字に「C」がつく七つのキーワードを提唱。これらのキーワードに沿って構成されている。七つのキーワードは技術ではなく経営視点のもの。ITに詳しいCIOだけでなく、非IT部門出身のCIOが理解を深められるよう留意したとする。

 各キーワードは一見、抽象的でわかりにくい。序章では三菱商事や日産自動車など企業の実名と具体的な取り組みを紹介しながら、キーワードを丁寧に解説しているので、そこから関心を持ったキーワードの章から読むことをお薦めしたい。

 各章のパート分けは「IT全般統制」「ユーザー企業に必要なIT人材」と、なじみのあるテーマに設定。後半の資料編では、2008年中に企業のCIOや経営企画部門の担当役員を対象に実施した調査結果を掲載している。

図解 CIOハンドブック 改訂版

図解 CIOハンドブック 改訂版
野村総合研究所 システムコンサルティング事業本部著
日経BP社発行
2100円(税込)