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問題

問31 プロダクトライフサイクルに関する記述のうち,最も適切なものはどれか。

ア 導入期では,キャッシュフローはプラスになる。
イ 成長期では,製品の特性を改良し,他社との差別化を図る戦略をとる。
ウ 成熟期では,他社からのマーケット参入が相次ぎ,競争が激しくなる。
エ 衰退期では,成長性を高めるため広告宣伝費の増大が必要である。

ストラテジ系>経営戦略>経営戦略マネジメント>マーケティング

解説と解答

 プロダクトライフサイクルは,新しい商品が市場に投入されてから,徐々に売れ始めて売上高のピークを迎えた後,次第に売れなくなって市場から撤退するまでのプロセスを表したものです。新製品の投入から撤退までのプロセスは,一般に,導入期,成長期,成熟期,衰退期の四つの段階に分類されます。

●導入期:製品の認知度が低く,一般消費者にはその効用がまだ知られていない段階。広告宣伝を行って製品の認知度を高める戦略がとられる。
●成長期:製品の普及が進み始め,市場が急激に拡大する段階。他社からの参入が相次ぎ,競争が激しくなる。製品の特性を改良し,他社との差別化を図る戦略がとられる。
●成熟期:市場が飽和状態となり,競争に敗れた企業は撤退し,勝ち残った企業のブランドが確立する段階。小幅な製品改良やスタイル変更などによって,投資を抑えながらシェアの維持や利益の確保が図られる。
●衰退期:需要が減り始め,売上が急激に減少する段階。市場からの撤退を検討する時期である。

 上記の図から分かるように,導入期ではキャッシュフローはマイナスになります。そのため選択肢アは間違いです。

 他社からのマーケット参入が相次ぎ,競争が激しくなるのは成長期です。よって選択肢ウも間違いです。

 成長性を高めるために広告宣伝費の増大が必要になるのは導入期です。よって選択肢エも誤りです。

 以上より正解は,選択肢イです。

小倉 美香(おぐら みか)
アプリケーションデザイナー 代表取締役
情報サービス会社の勤務を経て,1998年より現職。保持する資格は,プロジェクトマネージャ,テクニカルエンジニア(ネットワーク),同(情報セキュリティ),基本情報技術者など多数。著書に「短期完全マスター ITパスポート 2009年版」などがある。