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 「自分の言動・所有物・状態をへりくだる」表現方法を「謙譲語」と言います。相手より自分を一段下げて表現します。

 選択肢1の「そちらのお茶をいただいてください」は,相手の言動(お茶を飲む)に対して謙譲表現(いただく)を使っています。これでは,相手を一段下げて表現することになるのでNGです。相手の言動に対しては,相手を持ち上げて表現する「尊敬語」を使い,「そちらのお茶をお召し上がり下さい」と表現します。

 また,選択肢5の「ご説明させていただきます」は,「ご説明」と「させていただく」の2つの謙譲表現が使われているため,人によっては過剰表現ととる可能性があります。「ご説明いたします」または「説明させていただきます」で十分です。

 謙譲語は2種類あります。1つ目は,次のように動詞と組み合わせて表現します。

  「お」・「ご」+「動詞」+「する」・「(さ)せていただく」

 例えば,「持つ」→「お持ちする」「持たせていただく」,「説明する」→「ご説明する」「説明させていただく」などです。

 2つ目は,動詞を決まった形に変化させて表現します。よく使う表現は,以下の通りです()。相手に謙譲語を使わないように注意しましょう。

表●よく使う謙譲語
動詞謙譲語使い方
行く伺う,参る明日,御社に伺います
見る拝見する資料を拝見します
もらういただく資料をいただきに参ります
するいたすおっしゃる通りにいたします
いるおる明日は自社におります

岩淺 こまき(いわあさ こまき)
グローバル ナレッジ ネットワーク 人材教育コンサルタント
1997年,システム販売会社に就職し,営業・技術支援および導入企業向けの研修を担当。その後,人材紹介会社での中途入社社員向けビジネスマナー/IT研修,メーカーでの販売促進セミナーの企画・運営業務を経て,2007年より現職。ビジネスマナー,プレゼンテーション,コミュニケーションなどヒューマン・スキル研修の実施に当たっている。