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 水引には色と結び方に意味があります。結婚式のお祝いは「おめでたい」ことなので,白と赤または白と金などの明るい色の水引を,「この状態がずっと続いて欲しい」という意味で,簡単にはほどけない「かた結び」にします。

 水引の色は,黒や薄紫が入る場合は弔事(お通夜や告別式など),赤や金など鮮やかな色が入る場合は慶事(お祝い,お見舞い,お礼など)という意味があります。

 結び方は大きく分けると,簡単にはほどけない「かた結び」と,ほどきやすい蝶結びがあります。蝶結びで結んだ水引の形を「花結び」と言います。この結び方は何度でも「ほどく」,「結ぶ」を繰り返すことができることから,「何度あっても良いこと」に使用します。一方,かた結びで結んだ水引の形を「結びきり」と言います。一度結んだら2度とほどけないことから,「何度もあってはならないこと」に使用します。

 用途別の色と結び方を一覧にしましたので,参考にしてください()。

表●用途別の水引の色と結び方
表●用途別の水引の色と結び方

 最近では水引も,結び方や色にアレンジを加えて,ファッショナブルになってきています。例えば,結婚式用の水引のアレンジで濃い紫が入っているものを見かけたことがありまが,紫は「弔事」の色ですから一部分であったとしても「慶事」のお祝いに使うのは好ましくありません。渡した時に,相手が違和感を感じない水引を選びましょう。

森 美緒(もり みお)
グローバル ナレッジ ネットワーク 人材教育コンサルタント,産業カウンセラー
1999年,教育出版社に就職し,営業および営業担当者向け研修を担当。商社での秘書業務を経て,2005年にグローバル ナレッジ ネットワークに入社。2006年より現職。ビジネスマナー,プレゼンテーション,コミュニケーションなどのヒューマン・スキル研修の実施に当たっている。